F1ドライバーのつぶやき

2011/04/26(火)20:12

事故原発の求人に応募殺到

時事問題(26)

緊張状態が続く福島第1原発が、意外な形で注目を集めている。 愛知県の人材派遣会社が3月末から募集した現地作業員の募集が、締め切りを待たずして 早々に定員(10人)に達したのだ。 募集要項によると、仕事内容は「原子力発電所の清掃、修復工事の補助」、「防護服や保護具 などを身につけて一日3時間ほどの作業」とある。 勤務時間は午前8時から午後5時のうちの3時間程度で、不定休ながら時給は1万円と高額。 応募条件は「普通免許がある方大歓迎」。 基本的に学歴、経験、資格は一切不問という。 今月の10日から11日にかけて、高額報酬を求める人が集まるサイトで話題になった途端、 人材派遣会社のアツい呼びかけ(?)と、採用のハードルの低さが相まって応募が急増したようだ。 この記事を読んだときに私が思い浮かべたものは、チェルノブイリ原発事故後の消火作業や 放射能の除去作業に従事した人々(リクビダートル)のことである。 リクビダートルとは「事故処理作業者」という意味で、事故直後に他地域から日給20万円 だったか?とにかく厚遇で雇われた人たちであり、その数は60万とも80万人ともいわれる。 彼らは放射能を浴びた瓦礫の処理などを手作業で行うなどして、あまりにもひどく被曝していた ため、今でも鉛の棺に埋葬されたまま、二度と光が当たることはない。 今回の求人も、単なる高給バイトであることを願う。

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