ひかるのアートな生活

2005/12/15(木)14:11

世界物理年2005のイベント

バイオリン(61)

オペラシティに世界物理年のイベントに行った。 というのも、アメリカ在住のナジバリ先生といって、ストラディのヴァイオリンと同じような音色のヴァイオリンを安価で製作する研究を長年されている先生のご講演と、千住真理子さんの演奏があったから。 前にテレビで見たときは、ナジバリ先生のヴァイオリンとストラディのヴァイオリンの弾き比べでどちらがストラディか分からない人が殆どだったくらい、ある殺虫剤の成分を使って素晴らしいヴァイオリンを製作している。 (私はすぐにどちらか分かったけど・・) そして、今回は2ヶ月前に出来上がったばかりのヴァイオリンを真理子さんが演奏された。 いつもデュランティを聴いているから、ナジバリ先生のヴァイオリン(本人はナジバリウスと呼んでいる!)は音の深みがないと思ったけど、本当に真理子さんがおっしゃるようにオールドの美しい音色だった。 ナジバリ先生は、みんなはストラディバリウスは半分神話化しているけど、こうして科学分析すればわかることだ!という理論の持ち主である。 ストラディの楽器は本当に生き物のようだとか感情を持っていると、どのヴァイオリニストも言うのだからやはり何か科学だけでは解明できないものが宿っているのかなあ~なんて思っている。 それにしても、愛の挨拶やラルゴ、ユモレスク、愛の喜びなどピアノ伴奏の曲を無伴奏で弾いた真理子さんはすごいなあ・・。こんな仕事受けてくれるヴァイオリニストは真理子さんしかいないだろうな。 というのも、前東大教授のホール音響研究をされている先生と共同研究されていいて、みなとみらいホールもその研究成果で出来上がったそうだ。 パネルディスカッションの中で、真理子さんが音が伸びるとか、落ちるとかおっしゃっているのをその先生は「音は伸びたり縮んだりしない!」と反論しているのが何ともおかしかった。 帰りは楽しみにしていたHUBで友人と激論?を交わしながら美味しいビールを 楽しんだ。やっぱりbassは美味しいな。

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