2010/05/06(木)13:35
ママさんの車いす
この一年ほど、ママとの散歩のとき、私は向かい合って両手をつなぎ、つまり私が後ろ向きに歩く状態で出かけている。
それ以前から、言葉による指示だけではママは正確に移動することが難しくなっており、手を取って誘導することは必要になっていた。
この連休中、珍しく1日からイングリが関西に来て、5日までの間河童と実家で過ごすことになったため、私が忙しい日にママさんを連れて出かけてほしく、河童と相談の上、車いすを購入することにした。
ママさんの場合、車いすがないと歩けないわけではない、脚力そのものはあるのだ。
ただ、車の乗り降りだけでなく、人ごみの中を歩く時や道路を横断する時など、状況に合わせたスピードで歩くことなどは難しい。
ある程度落ち着ける場所にたどり着くまで、車いすで移動できれば、介助するほうも楽だし、結果危険が少なくなるのではないかと思えたのだ。
そんなわけで、母の日には少し早いプレゼントとして、車いすを購入しました。
これまでのお出かけでは、周囲の景色を見るよりも足元が気にかかっていたけれど、車いすだとその点は楽々、
ママさんも気に入ったみたいで「らくち~ん」などと喜んで、周囲の看板などを読んだりするので、目的は達したかと思ったりする。
1日に車いすを買いに行き、2日は河童夫妻に緑の多い公園に連れて行ってもらったママさん、ご機嫌だったらしい。
4日は花水木ちゃんや伯母と河童夫妻、ママさんと私で食事に出かけたけど、お店に入る時もスムーズで、楽々。
これからも移動には車いすを利用しようと思う、ただし、歩くことも大切なので、たとえば公園までは車いすで移動して、公園内は歩いてみる、そんな風にしてみたいなと、思う次第です。
4日、みんなで食事をした後、だんじりにも出かけ、車いすでだんじり見物をしたのでありました。
人ごみの中、これまでだったら出かけるのを躊躇した場所にも、出かけられると思えば、良い買い物だったような気がしています。
さらに、万が一の非難が必要な災害の場合も、ママさん用の車いすがあれば、移動していただきやすいかと思える。
先日も、テレビで高齢者の施設などでの避難について取り上げている番組があったけれど、
実際問題、ママさんが火災などでスムーズに避難できるとは思えない。
言葉による誘導も難しく、手を引いてゆっくり動くことしかできない状態なのだから、・・・
車いすに乗れば、そのまま運んでもらいやすいかとも思えたりする。
万が一の災害については・・もう諦めるしかないかと思ってもいるけど、一応災害準備のつもりなのであります。