2010/10/10(日)16:46
(2)USBメモリのセキュリティ対策その2
やあ ひっこりんだよ
今回はUSBメモリのセキュリティ対策の2回目だよ
おお
みんなも知ってるように
紛失や盗難によって 第三者による
USBに記録されたデータを覗かれたり悪用を防ぐ
いわゆるUSBメモリのセキュリティ対策は
ほとんどのメーカーが用意していって
ハード的、ソフト的に色々と暗号化技術を駆使して行っているよね
ボクの持っている
一般的なセキュリティ対策を持っているUSBメモリ
(ELECOM MF-NU2シリーズ)
他社の用意しているセキュリティ対策もこちらと同様の方法が多いと思う
この方法はソフトウエアを使ってUSBメモリの中に暗号化によって保護された
フォルダを作り その中に移動したデータを保護しようと言う物だよ
実際にELECOMのPASSというプログラムを使ってデータを保護してみよう
新しいUSBメモリ購入時初めてメモリー内を覗くと 上記のようなフォルダとEXEファイルが
現れる
PASSアイコンの実行ファイルをクリックすると
初期の設定画面が現れる
ここでPASSを設定すれば 使えるようになる
使えるようになるとは
暗号化によって保護されたフォルダが現れて そこにファイルを移動したり
直接保存できるようになる
USBメモリの中にPASSフォルダができる
このようにファイルが保存できる
しかし この場合
せっかく保存フォルダ(PASSフォルダ)が現れて データを移動させても
その後 ちゃんと暗号化しないといけないよね
もう一度PASS実行ファイルを実行させると
このようなダイヤログが現れるので
フォルダを閉じてあることを確認して「隠して終了」ボタンを押す
ここで もし この処理を行わずに USBメモリをPCから抜くと
エラー音とともにこのような表示が現れるので
必ずその処理をしないといけない
セキュリティ確保のためには けっこうめんどくさい処理をしないといけない
まあ そのおかげでデータの秘密性は確保されるので
しょうがないのかもしれないけどね
さて このようにして保護したUSBメモリだけど
使う上で問題がない訳じゃない
というのは
暗号化するために実行するプログラムは
そのUSBメモリを使うOSに依存するという事
暗号化したデータは(この場合Win)によって実行できる
だから MACやLinuxでは使えない
もちろん 暗号化競れていないフォルダに保存したデータは普通に使えるけど
試しにLinuxであるUbuntuで使うと
このように リムーバブルディスクとして認識され
フォルダも開く
でも
PASS.exeは起動しないので 暗号化されたPASSフォルダは見ることができない
この場合 暗号化フォルダ以外の場所に保存したデータは 見ることができる
もちろん削除や改ざんもできる
Linuxで見ることができるようにプリンタやデジフォトでも見ることができる
セキュリティより汎用性に適した仕組みだけど
うっかり保護を忘れるという危険性はあるんだ
次に
ELECOM MF-EU2シリーズの場合だ
このボクの持っているUSBメモリのセキュリティ対策は
ハードウエア方式のセキュリティ対策が施された物なんだ
どういう物かというと
このUSBメモリはパーテーションが2つに別れていて
2MBという小さなものと残りのもの 8GBのものなら8GBの
なんだ
そして 設定を完了してしまえば
PCにUSBメモリを挿入すると
最初に必ず小さな容量のパーテーションが開く
ここでこの鍵になるプログラムを実行すると
このようなダイヤログが現れる
ここでログインボタンを押し USBメモリの本来の記録部分にアクセスできるようになる
こちらの場合
一度ログインしてしまうと
その後は普通に処理ができる
そして
使用、処理後 PC本体からUSBメモリを取り外すときも なんの処理も必要としない
自動的に暗号化され
PC上でそのパーテーションは認識されなくなる
このUSBメモリは パスワードが解ららなければ使うことができないんだ
メーカーでは ソフトウエアタイプの暗号化セキュリティを一般向けに
そして、ハードウエアタイプの暗号化セキュリティをビジネス用に考えているようだね
しかし
このタイプも、問題がない訳じゃない
やはり OSの問題で
セキュリティを掛けるにはPCに対してのみ有効なわけで
この場合
Win以外のOSでは使えないと言うことなんだ
というと
MACやLinux、プリンタやフォトフレームでは使えない
使用するところがWinに限定されちゃうと言うことなんだ
じゃあ
MAC用やLinux用にも持たないといけないの
それは不便ねえ
はははは
そこで もう少し違ったセキュリティについて
次回でお話ししよう