お笑いカクテルブックキミは頼む勇気はあるか!?『お笑いカクテルブック』 誰でも欲しい、自分だけのオリジナルカクテル。 テキトーに酒を混ぜればいいってもんじゃあありません。やはりカクテルとして美味しく、そして「場をなごませ」てこそ、 正統派「お笑いカクテル」と呼べるのです!! (なお、一部レシピ、材料は「創作上の理由」により秘匿としております。・・・なんてね) 監修 : NBA日本バー探訪協会 (Nippon Bar-tanbou Association)技術研究部 -------------------------------------------------------------------------------------------------------- ★モンゴリアン・マティーニ 「ジャマイカ・マティーニ」に妙な対抗心を燃やして誕生した「国系オレ様マティーニ」。 タンカレー・ジンとブルーキュラーソーにヨーグルトリキュールを合わせてシェイク。 一応、もっともらしく「モンゴリアン」である理由付けも用意してある。 タンカレーはボトルでモンゴルの草原と太陽を表し、ヨーグルトはなんとなくモンゴルっぽい乳酸発酵系だし。 どっかの映画の公開前だったけど、「蒼い狼」と呼ばれたジンギス・カンにちなんで「ブルー」キュラソーね。 ベースのスピリッツをモンゴル・ウオツカ「チンギス」シリーズにすると、 ずばり「ジンギスカン・マティーニ」と呼び名が変わる。 ★エチオピア・マティーニ これも「ジャマイカ・マティーニ」に妙な対抗心を燃やして誕生した「国系オレ様マティーニ」のひとつ。 ベースはウオツカとカルーア。果汁と合わせてシェイク、 グラスに注いでからインスタントコーヒー(フリーズドライタイプ)を散らし、 カクテルピンに刺したマラスキーノチェリーを渡して飾る。 ★ギムキョウイク ギムレットには早すぎる方々のために生まれたカクテル。 ジンとオレンジに合わせる副材料のリキュールによってサブタイトルが変わる。 桜リキュールだと(入学式)、スイカリキュールなら(夏休み)、バナナリキュールの場合は(遠足)となる。 バナナはおやつに含まれないので、持ってきて良いお菓子の金額によって世代が判定できる。 ★グリズリー・ジントニック フツーにジントニックから作る「スタンダードいじり系」。 作法どおりにジントニックを作り、「レッドベア・エナジーリキュール」を静かに沈める。 但し、ジンは「ブードルス」に限る。 ★ゴプジー 「ゴディバ・チョコレートリキュール」をベースにシェイク。 仕上げに「ポプジー」を注ぎ、静かに交じり合うのを愉しみながら飲む。 但し、飲んでいいのはバレンタインディ当日で、 しかもチョコレートなんかもらっちゃったヤツは飲んではいけない。 ★シャア専用マティーニ 「ガンダム系」で「オレ様マティーニ」の代表格のひとつ。 ジンと合わせるのは「シャアズ」。丁寧にステア(79回)し、 カクテルピンに刺すのはオリーブではなく「赤いチェリー」。Barでは必ず「3杯め」に飲むこと。 ★「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」 「セリフ系」と「ガンダム系」のハイブリッドお笑いカクテルである。 「オレンジジン」をベースにしたNIKITA系カクテル「セニョリータ」に 「ブルーキュラソー」を加えて青くすること。デコレーションは「ヒートロッド」。 ★「今日はダメなの・・・」 「セリフ系」の要素を含んだ「オイロケ系」カクテル。 フツーに「ジンフィズ」を作り、「X-RATED」を沈める。 ちなみに、X-RATEDは「ブラッド」オレンジのリキュールである。 ★「ムラムラしちゃう・・・早く・・・来て!」 ★「ジンジンきちゃう!こんなの・・・初めて!」 やはりX-RATEDを使った「オイロケ系」カクテル。 「ホワイト・ラム」と合わせてシェイクしたものが前者、「ジン」と合わせたものが後者である。 オーダーするときは必ず「・・・」の間を取ること。 ★「お願い・・・もう・・・・寝かせて」 X-RATEDと同系統のリキュールヒプノティックを使った「オイロケ系」カクテルのニューバージョン。 かなり難易度の高い調製を強いられ、レシピを考えるのに寝るに寝られなくなった、というワケではない。 オーダーするときはやっぱり「・・・」の間を取ること。 ★NIKITA SUNRISE「昨夜も今朝までありがとう」 サブタイトル付だが、「スタンダードいじり系」に分類される。 「テキーラ・サンライズ」の調製法で、最後に沈めるのはグレナデンではなく 「NIKITA」の名前に相応しく「レッドベア・エナジー」でなくてはならない。 ---------- ☆ 小さな親切、我田引水、よそには行かせずトップページに戻る |