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今日は私のおばちゃんの命日だった。
おばちゃんと言っても、母の妹で、子供の頃に亡くなっているので『生きていればおばちゃんだった人』だ。 子供の頃に水の事故で亡くなったと聞いていたが、実際いくつで亡くなったのか知らなかった。 母に聞くと10才くらいだったかな…と言っていた。その時、母は中学生だったそうだ。 ちょうど従姉妹の子供たちがウチに遊びに来ていて、その子供たちが8~10才くらい。 このくらいの歳で亡くなったのか…と、思えば思うほど、現実味が増す。 10才の子供を水の事故で亡くす… その時の姉としての母の気持ち、母親としてのばあちゃんの気持ち、何より死んでいった本人の苦しさ。 人の母となった私は、もしも我が子が10才という年で水の事故で亡くなったら…と考えると、悲しくて悲しくて、苦しくて苦しくて、想像するだけで号泣できる。 その時の家族の気持ちはどんなだったんだろう… もしも生きていたら、私にはおばちゃんがもう一人いたわけで、いとこももっといたわけで… せいこおばちゃん、天国で幸せに暮らしていますか? --------- 私が高校3年か大学1年の時だったと思う。 ワイドショーでも全国的に取り上げられた事件だったのだが、こちらの地元の女子高校生が失踪し、彼女の自転車や手袋(冬だった)などが見つかり、殺人事件か?という報道でテレビに取り上げられた。 結局その何年後かに遺体で発見されたのだが、彼女は、私が小学生の時に1年だけ同じクラスになったことのある人だった。 とても静かな子だったのは覚えている。 働きながら定時制高校に通っていた時に事件が起きたのだそう。 ちょうど冬だったこともあり、事件の翌日にあいにく雪が降り、犯人の痕跡が雪のせいで消されたために、事件がなかなか解決されなかった。 今日地元のテレビを見ていたら、彼女のニュースをやっていた。 時効まであと半年、というニュースだった。 まだ解決していなかったのか… 名前も顔写真も出ていた。 当時、地元の駅に失踪当時の服装などが描かれた看板が設置されていたのを思い出した。 「生きていれば彼女は33才でした。」 ニュースが言っていた。 彼女が何で事件に巻き込まれたのか、どんな殺されかたをしたのか?真相は本人と犯人にしか分からない。 でも、たった1年と言えど、親しい友達でなかったと言えど、同じクラスで勉強したクラスメイトが事件に巻き込まれて殺され、未だ未解決、しかも時効まであと半年、なんて言うのは悲し過ぎる。 どんな怖い思いで亡くなっていったんだろう… 娘を亡くした親御さんたちの無念の気持ち… もしも自分の子供が18才という青春真っ只中に、殺人という形で殺されたら、私はどんなに悲しいだろう、苦しいだろう… 思えば思うほど、亡くなった彼女やご家族の痛々しい気持ちが想像できる。 あと半年、事件は解決するのかな? 事件が解決したって、死んだ人は戻ってこない。 彼女の歴史は18年で止まったままなのだ。 何で殺されなきゃならなかったんだろう? どうして他人に自分の人生を終わりにされなきゃならなかったんだろう? 何で?何で? …生きていたら33才。 子供も、きっといただろうにな… かわいそう。 かわいそう過ぎるよ。 --------- …自分が、事件や事故に巻き込まれず、平和に暮らして来れたこと、本当に幸せだと思う。 そしてこれから先、家族や友達を含め、みんなが事件事故に巻き込まれず平和に暮らしていけることを心から願いたい。 今日はなんだか死について考える日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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