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2002.12.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は火曜日。そう、朝一番の授業、オッティーのために走る日。
朝寝坊してしまい、出掛けから遅れた。
そしてマンションのエレベーターで一階まで降りて気がついた。
また私は同じ轍を踏んでいる。
そうだ。「なぜだか火曜日」に携帯を忘れる病にまんまとかかっていたのだ。
また自分の部屋まで戻ったら確実に遅刻だ。
一瞬このまま大学にいこうかと考える。
瞬時に浮かぶヨウコの顔。
そしてオッティーの顔。

「いかん!」
私は踵を返し、携帯を取りに行く。
遅れながらも急いで大学に行き、そして教室の扉開いた。
オッティーがすでに出席を取っている。
知らない人々の名前が呼ばれている。

私は?私の名前は呼ばれた?

ひょっとみると、友だちが手をセーフの形を作ってる。

もしや間に合ったのか(喜)?

その友だちの口をみると、

「アウトアウト」としきりに動いている。

紛らわしぞそれは。手を横にスライドさせるのはセーフでしょうが。

結局遅刻で、この日の授業はカウントされず。
昼休みにオッティーに会ったので、
「あの遅刻はやっぱりカウントされないんですかねー」と下手に出て聞いてみると、

「うふふふ~。残念だったね~。でも今日出席取るのわかってたでしょう」といって目を細める。

はい。わかってました。でも私はあなたより、ヨウコを取りました。
正直にその旨伝える。

出席取れなかったけど、なんだか晴れ晴れしい気持ちだ。車の前に飛び出した子どもをかばって、自分が車にひかれてしまったような、そんな気持ち。
大事なものを守るために、あえて自分が犠牲になったような・・・

ああ、これも愛なんだな。

その授業が終わった後、黒ゴマとーにゃーのヤスエがいそいそと近づいてきて、「これ作ったの」とペットボトルを渡してくれる。
その中身はなんと、「お手製黒ゴマバナナ豆乳」!!!
「マジで!?」と、さっそく味見してみると市販のゴナ乳より断然おいしい!すっごく濃厚。
ペットボトル一本に、約バナナ2.5本を投入したといわれるそのゴナ乳は、もはや飲みものではなく食べ物だった。
ストローで吸い上げるのにも、通常の2.5倍の吸引力を要する。
ヤスエは気前よく、この一本を私にくれた。
さすがゴナ乳隊長。私はまわりの友人に少しずつ試飲させ、ゴナ乳普及の活動を試みた。
反応は上々。口々にみな「おいしいっ!」という。 
くっくっく。ヤスエ。私たちの世界制覇、なかなか順調のようですよ。くっくっく。
キャンペーンガールの座は、私がもらっていいかい?
テーマはボンドガールともう決めてあるのだ。くっくっく。

午後の授業も終わり、放課後メンストをリョウコと歩いていると、献血の勧誘がされていた。私もリョウコも献血やったことはなかったが、「やってみようか」ということで車に乗り込む。
献血の前に採血を行い、献血ができるかどうかチェックされる。
私より先に採血をおこなったリョウコは、「ヘモグロビンが0.2ポイント足りない」っていうことで、献血を断られた。
女性は10人に3人くらい、ヘモグロビンが足りなくて献血を断られてしまうらしい。確かに顔からして、リョウコはあまり血が多そうではない。
次に私の番になった。「血液中の糖分が多すぎて断られたらどうしよう」とどきどきしていたら、案の定、「残念ですが」と断られた。
しかし、その理由は、「ヘモグロビンが1.0ポイント以上たりないらしい」からなのだ!
意外。私、血足りてないのか。しかも何気にリョウコより。原因は明らかに偏食と運動不足だと思われる。
リョウコと私二人、もう一つのワゴン車に案内され、お菓子やジュースを振舞われる。
「いや、献血してないんですけど・・・」と言っても、献血したしないに関わらず、お菓子やジュースは好きなだけ食べていいらしい。
二人で遠慮なくお菓子を食し、ジュースを飲み、お土産のお菓子までいただいていった。

献血車を後にして思うこと。
何もせずにお菓子だけ食べてきていいのだろうか。食べたあとに言うのもなんだけど。いや、食べたあとだから思うんだけど。私たち役立たずシスターズね。使いもんにならないシリーズね・・・
初体験。世のために何かしようという尊いチャレンジは、あっけなくヘモグロビンの前に敗れ去ったのであった。

ごめんなさい、世の中のB型の皆様。私の血を分け与えるにはもうしばし時間がかかりそうです。待ってて。絶対ヘモグロビン増やしてみせるから。
俄然次回の献血に闘志を燃やしたのであった。





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Last updated  2002.12.18 01:25:16
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