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カテゴリ:恋愛
前回、このhIMAGINEにも書いた、ステイクホルダー的異性メモにも記載していた殿方の面々。
ほとんどが消えてしまいましたが。 その中の一人、イケ君(30歳)。 ちょいちょい書いていたけれど。 イケ君からついに、具体的に「飲みに行きましょう」というお誘いが来た。 「飲みたいね~」とか「今度飲みに行きましょう~」と言い合っている中で。 本当に実現する(させる)のは、どちらかが具体的に実現させようという行動力とモチベーションがいる。 数か月前から、イケ君とはそんな話になっていたけれど。 実現させようと動くほどのモチベーションもなく。 イケ君もきっとそうなんだろう、と思っていたら。 急遽具体化したお話に。 「ほんとに一緒に飲みたいと思っててくれたんだ~」と思いつつ。 そのお誘いに乗ることに。 イケ君。 変わった人だから。 てっきりお店に行ったら、ほかにもいろんなメンバーがいて。 サプライズで複数の飲み会になるんじゃないかと思っていたけれど。 いざ、行ってみたらほんとに二人きりだった。 合コンに使われそうな、キラキラしたお店で。 ちゃんとコースを頼んでいてくれる。 イケ君、そんなに飲まない人。 (そのお店で一杯しか飲まなかった) しかし、私が飲むキャラだということを理解してくれていて。 飲み放題にしてくれていた。 ありがとうござます!! 私の好きなシュワシュワ(=スパークリングワイン)も飲み放題に込まれていたので。 もう、アスリートのポカリスウェットかっ、っていうくらいゴクゴク飲んだ。 この日は、折しも。 私の年内仕事納めの日。 明日からは、長期休暇。 体も心も、開放感に満ち満ちていた。 イケ君とはいろんな話をした。 …と思う。 この「…と思う」に由来するのは。 そう、飲みすぎたため、あんまり記憶ないの~~~~~~。 てへ。 でも、イケ君。 思ったより、心なじみやすい人だった。 私、お酒が入ると「心なじみ」やすい性質だとは思うのだけど。 なじみきるか、なじみきれないかの一線がある。 イケ君は、なじみきる可能性があることが今回わかった。 気を付けないと。 彼は、既婚者だ。 そのころ。 自分の恋愛傾向に悩んでいたこともあり。 イケ君から、そっち方面の質問を浴びせかけられたこともあり。 思い切って話すことにした。 私「…じゃあ、言うけれど、引かないでくださいね」 イ「マオフイさんが言うことに僕が引くわけないじゃないですか」 その言葉に安心して、思い切って言ってみる。 メガネさんにも思わずこぼしてしまった、自分の反省点。 本当は、彼氏がほしいとか言って。 その実、行動が伴っていなかった。 タナボタを待っていたにも等しい自分。 その理由は…。 私「私、さびしくないんです。」 イ「えっ?」 私「私、一人でいても全然さびしくないんです」 もし、時間が止まるのであれば、私は一人でも全然大丈夫。 遊んでくれる友達もいるし、元気で、困れば頼りにできる両親いる。 仕事も、まだまだ上り調子で。 ひとり遊びも、慣れたもので。 だから。 時間が過ぎなければ、私はこのままでも全然大丈夫。 だけど。 時間は、過ぎて。 両親は老いて。 もちろん、私も歳をとって。 子供を産むにはリミットがある。 仕事も、このまま上り調子とはいかない。 そういうことを考えると、この独身の身を謳歌していることは。 「アリとキリギリス」のキリギリスに等しい。 それも頭でわかっているから。 彼氏がほしいというよりは。 好きになれる人に現れてほしい、というのが、本心。 「一人でいたい」という感情以上に、「あなたといたい」と思わせてくれる人を。 好きになって、「この人と一緒にいたい」と思えるような人と出会いたい。 それが、私の一番の願いだった。 うまく伝えられたかどうかわからないけれど。 イケ君に、「私はさびしくない。さびしいと思わないことが自分の課題だと気付いた」と述べた。 イケ君。 うーん、とうなった挙句、「なーんだ」とのたまわった。 イ「てっきり、真剣な顔で悩んでいるから、もっとシモの悩みかと思いましたよ」 シモ!? イ「そんなの、大した悩みじゃないですよ。マオフイさんは、すごく魅力的です」 30過ぎた女が、「私はさびしくない」と言ってしまうのは 実は世間的にすごく、イタく見えるのではないかと思ってたので。 イケ君に「そんなことはない、ほんとはあなたはさびしい人だ」と言われたらどうしようかと思った。 「さびしくないのは、あなたの強がりだ」とか「そんなこと言っているうちはいい人はみつからない」とか。 指摘されたり、批判されたりするのではないかと思っていた。 いや、イケ君にというよりは。 堂々とそんなことを言ってしまったら。 誰にそう指摘されても仕方ない身だと、自分で客観的に思っていた。 そして。 私自身、「(このまま時が止まるのであればという条件付きで)さびしくない」というのは、本心のつもりだったけれど。 第三者に「それは違う」と言われたら、「そんなことない」と強く否定するほど。 この「さびしくない」気持ちに、自信はなかった。 ただ、現状は、いっぱいカードを持っているだけ。 一年ごと、ひと月ごと経てば、このカードは一枚一枚失っていくだろうことはわかっている。 持てるカードを用いて、勝負に出なきゃいけない30代前半。 遅れると、土俵にも上がらせてもらえなくなる。 そんなことを、漠と考えるようになったから。 「さびしくない」とのたまう30女性には。 厳しく指摘するのが、世間一般かと。 だけど。 イケ君は。 そんな批判や指摘は一つも言わなかった。 そこまで、深く考えていないのだと思うけれど。 だけど。 第一声で、軽く下ネタのほうに流されたことで。 ふと心が軽くなった。 そのあとも、飲み放題なことをいいことに。 たくさん飲んだ。 イケ君は、一杯を頑なに守ったけれど。 飲み放題にしていたため。 そのお店は二時間ほどで出ることにした。 二次会と称して、おしゃれなダイニングバーにお店を移す。 そこで、マオフイはウィスキーをちびりちびり。 ほんとに、酔っていたようで。 ここでの記憶はあまり残っていないのだけれど。 話した内容もあんまり覚えていなんだけど。 気が付くとイケ君と、ソファーで横隣りに座っていた。 気が付くと、いつのまにかイケ君の手が。 私のうなじを撫でていた。 たまたま手が当たっているのかな!?と思って。 グラスを置いたり、取ったりしながら。 イケ君の手から逃れるようにしていたけれど。 気が付くと。 まだうなじにで手が。 ふむ。 こうしてうなじを撫でられると。 気持ち良くて、猫のように喉をゴロゴロ鳴らしたくなる。 …と思っている時点で、はいー、マオフイ酔ってました。 だけれど。 それ以上何もなく。 終電に間に合うよう、二人で帰宅した。 帰り道。 泥酔を認識したマオフイは。 イケ君に事前に謝る。 私「私、すごい飲んだの実感しています。きっと今日の記憶なくなります」 イ「目がすごいトロンとしてますよ。でも忘れられたら困るな」 私「じゃあ、覚えていてほしいこと2つだけ言ってください。それだけは頑張って覚えるようにします」 イ「あはは。わかりました。じゃあ2つだけ覚えておいてください。一つは、また一緒に飲んでください」 私「はい」 イ「2つ目は…」 2つ目の覚えておくべきことは…。 忘れました…。 いやー、まさか自分のメモリがこれしかなかったとは。 本人もビックリ。 確か、2つ覚えるって約束したんだけどなぁ~。 翌朝には、かすかに残った記憶だけ。 それをこの日記に記しています。 そんなに期待していなかったけれど。 楽しく飲めたことに。 イケ君に感謝。 とか言っていたら、また、誰かに怒られるんだろうな…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.06.11 00:28:02
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