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2012.12.26
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カテゴリ:恋愛
実は。




肉下君のことをいろいろ書いていた私ですが。




平行してもう一人の男性と、何回かデートをしていました。
8月以降。




このままじゃイカンと。



出会いを広げるよう努力をしておりました。





彼もあるご紹介をいただいて。
出会った男性で。




歳は私より5歳上で。
話を聞いている限り、仕事もでき、真面目で。
人も良い。
本が好きなところや。
おいしいものが好きなところ。


真面目で誠実な感じが。
好ましく思えたが。



一方。




会った瞬間から。
この人を好きになれる自信がなかった。
直感で。


頭とか触られると。
思わずびくっと身をすくめてしまう。






草食系男子の年上ということで。
草上さんと名付けましょう(安易ネーミングシリーズ。実際はそんな草食でもなさそうだけど)。




草上さんとは。
肉下君とほぼ同時期くらいに会って。




同じくらいのタイミングでデートに誘ってもらっていた。





肉下君とは真逆で。
メールは丁寧(忙しさは肉下君以上だと思うけれど)。
会っているときもこちらに配慮しくださり。
会っているその日のうちに、次回のデートに誘ってくる。






肉下君の、誠実とは言い難い対応にやや疲れていた私は。




「草上さんみたいな人と付き合えば幸せになれるのかな」と。。



ふと思ったりもしていた。






携帯とお財布を落として。
一人とぼとぼ歩いているときに、ふと浮かんだ顔は。




実は草上さんだった。




草上さんだったら。
きっと電話をして助けを求めたら。
助けに来てくれる。
そう確信があった。



待ちに待っていた肉下君のメールだけれど。



結局、落し物をした4日後。
携帯電話だけ見つかって。


携帯を取戻し。
過去のメールを受信したとき。
肉下君から、日曜日の夜メールは届いていた。





忙しすぎてメールが返信できなかったこと。
それを謝るメールが書かれていた。
そこには、「また別な日に会おう」とか。
そういう提案は全くなかった。



結局。
携帯が手元にあろうがなかろうが。
肉下君とは週末会えなかったのだ。
その週末会えないってことは、年内会えないってこと。
それどころか。
もうきっと来年も会わない。



そう確信した。




落し物をした後の一週間は、自分としてもブルーな一週間だった。

(ちなみに、携帯が出てきてわかったのだが。
 携帯とお財布を落としたのは、やはりディックに迫られているときでした。
 そのときバッグを手から落としたので、その時にポロリと落ちたのかと想像。
 そしてお財布だけどこかへ~~~~)

貴重なものを落としたことの情けなさ。
ディックや肉下君のことを含め、自分自身の行いがうまくいっていないことに対する落ち込み。
こうして、まもなく2012年が終わっていくことの諦念。
仕事もバタバタで。



そんな中。



こちらを気遣う草上さんのメールに。
少し癒されていたマオフイ。




もしかしたら。
いろんなことで弱っていて。
一人、寄る辺なさを感じている今だったら。




草上さんのことを素直に受け入れられるかもしれない。





そういう期待があった。




クリスマス三連休の一日目。





草上さんに誘われて出かける。




その日は、ちょっと買い物とお茶。
観劇、軽い夕飯というコースだった。





こうして草上さんと話していると。




本当にいい人なんだな、ってことがわかる。
お互いの仕事の話をしても。
聞いてもらって、理解してもらえる手ごたえがあって。
話していて楽しい。



観劇もとてもいいものだった。





しかし。
しかし、どうしても。



草上さんに物理的に近づきたいと思えない。





これは。
かつて、シホウさんにも感じ。
微弱ながらカピバラさんにも感じたものだ。



ミッキーさんや、肉下君のように。
物理的に近づいても平気、むしろ自分から近づきたいと感じる感情と。
真逆なもの。


磁石のように。



やっぱりダメなのだろうか…。




もやもやしながら、草上さんと帰り道歩いていると。





草上さんに「付き合ってほしい」と告白をされた。
「好きだから、付き合ってほしい」と。




こういう風に、きちんと言葉にしてくれる。
誠実な態度を示してくれる。



何も言わず触れてくる肉下君とは大違いだな、と思う。





だけど。
その告白を受けて、ズドンと気分が重くなる。




ああ、言われてしまった、と。




本当に勝手な話。
相手は、数回デートを重ねてきちんと言葉にして告白してくれているのに。
それに対して気が重くなっているのは、本当に失礼なのだけれど。




ダメかも、ダメなの?と自問自答しているところだったので。




もう少しあいまいにしておきたかった。




草上さんには「もう少し考えさせてほしい」と答える。



一応、相手の都合もあると思って。
いつまで待っていただけるかという質問をしたら。



「いいも悪いも、決まったときにそのときの気持ちを言ってくれたらいい」という。
大変大人な猶予をくださいました。




ありがとうございます。




その日は、また会いましょうと約束をして別れた。







肉下君のこと、ディックのこと。
寄る辺なさを感じていたこと。
それも相まって、誰かに支えてもらいたいと考えていた。



いまの弱った私なら。
いつもの傲岸不遜(?)な私じゃないから。



素直に草上さんの好意を受けいられるかと思ったけれど。




結果的に、ダメだった…。




弱っていても、寄る辺なくても。
その手を取れないものは取れない。



気軽に付き合ってみれば、という気にもならない。
これはやはり、草上さんをあきらめなければいけないのか。


ますます悶々が深まった、クリスマス連休1日目なのでした。





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Last updated  2012.12.27 03:18:30
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