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カテゴリ:恋愛
実は。
肉下君のことをいろいろ書いていた私ですが。 平行してもう一人の男性と、何回かデートをしていました。 8月以降。 このままじゃイカンと。 出会いを広げるよう努力をしておりました。 彼もあるご紹介をいただいて。 出会った男性で。 歳は私より5歳上で。 話を聞いている限り、仕事もでき、真面目で。 人も良い。 本が好きなところや。 おいしいものが好きなところ。 真面目で誠実な感じが。 好ましく思えたが。 一方。 会った瞬間から。 この人を好きになれる自信がなかった。 直感で。 頭とか触られると。 思わずびくっと身をすくめてしまう。 草食系男子の年上ということで。 草上さんと名付けましょう(安易ネーミングシリーズ。実際はそんな草食でもなさそうだけど)。 草上さんとは。 肉下君とほぼ同時期くらいに会って。 同じくらいのタイミングでデートに誘ってもらっていた。 肉下君とは真逆で。 メールは丁寧(忙しさは肉下君以上だと思うけれど)。 会っているときもこちらに配慮しくださり。 会っているその日のうちに、次回のデートに誘ってくる。 肉下君の、誠実とは言い難い対応にやや疲れていた私は。 「草上さんみたいな人と付き合えば幸せになれるのかな」と。。 ふと思ったりもしていた。 携帯とお財布を落として。 一人とぼとぼ歩いているときに、ふと浮かんだ顔は。 実は草上さんだった。 草上さんだったら。 きっと電話をして助けを求めたら。 助けに来てくれる。 そう確信があった。 待ちに待っていた肉下君のメールだけれど。 結局、落し物をした4日後。 携帯電話だけ見つかって。 携帯を取戻し。 過去のメールを受信したとき。 肉下君から、日曜日の夜メールは届いていた。 忙しすぎてメールが返信できなかったこと。 それを謝るメールが書かれていた。 そこには、「また別な日に会おう」とか。 そういう提案は全くなかった。 結局。 携帯が手元にあろうがなかろうが。 肉下君とは週末会えなかったのだ。 その週末会えないってことは、年内会えないってこと。 それどころか。 もうきっと来年も会わない。 そう確信した。 落し物をした後の一週間は、自分としてもブルーな一週間だった。 (ちなみに、携帯が出てきてわかったのだが。 携帯とお財布を落としたのは、やはりディックに迫られているときでした。 そのときバッグを手から落としたので、その時にポロリと落ちたのかと想像。 そしてお財布だけどこかへ~~~~) 貴重なものを落としたことの情けなさ。 ディックや肉下君のことを含め、自分自身の行いがうまくいっていないことに対する落ち込み。 こうして、まもなく2012年が終わっていくことの諦念。 仕事もバタバタで。 そんな中。 こちらを気遣う草上さんのメールに。 少し癒されていたマオフイ。 もしかしたら。 いろんなことで弱っていて。 一人、寄る辺なさを感じている今だったら。 草上さんのことを素直に受け入れられるかもしれない。 そういう期待があった。 クリスマス三連休の一日目。 草上さんに誘われて出かける。 その日は、ちょっと買い物とお茶。 観劇、軽い夕飯というコースだった。 こうして草上さんと話していると。 本当にいい人なんだな、ってことがわかる。 お互いの仕事の話をしても。 聞いてもらって、理解してもらえる手ごたえがあって。 話していて楽しい。 観劇もとてもいいものだった。 しかし。 しかし、どうしても。 草上さんに物理的に近づきたいと思えない。 これは。 かつて、シホウさんにも感じ。 微弱ながらカピバラさんにも感じたものだ。 ミッキーさんや、肉下君のように。 物理的に近づいても平気、むしろ自分から近づきたいと感じる感情と。 真逆なもの。 磁石のように。 やっぱりダメなのだろうか…。 もやもやしながら、草上さんと帰り道歩いていると。 草上さんに「付き合ってほしい」と告白をされた。 「好きだから、付き合ってほしい」と。 こういう風に、きちんと言葉にしてくれる。 誠実な態度を示してくれる。 何も言わず触れてくる肉下君とは大違いだな、と思う。 だけど。 その告白を受けて、ズドンと気分が重くなる。 ああ、言われてしまった、と。 本当に勝手な話。 相手は、数回デートを重ねてきちんと言葉にして告白してくれているのに。 それに対して気が重くなっているのは、本当に失礼なのだけれど。 ダメかも、ダメなの?と自問自答しているところだったので。 もう少しあいまいにしておきたかった。 草上さんには「もう少し考えさせてほしい」と答える。 一応、相手の都合もあると思って。 いつまで待っていただけるかという質問をしたら。 「いいも悪いも、決まったときにそのときの気持ちを言ってくれたらいい」という。 大変大人な猶予をくださいました。 ありがとうございます。 その日は、また会いましょうと約束をして別れた。 肉下君のこと、ディックのこと。 寄る辺なさを感じていたこと。 それも相まって、誰かに支えてもらいたいと考えていた。 いまの弱った私なら。 いつもの傲岸不遜(?)な私じゃないから。 素直に草上さんの好意を受けいられるかと思ったけれど。 結果的に、ダメだった…。 弱っていても、寄る辺なくても。 その手を取れないものは取れない。 気軽に付き合ってみれば、という気にもならない。 これはやはり、草上さんをあきらめなければいけないのか。 ますます悶々が深まった、クリスマス連休1日目なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.27 03:18:30
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