2005/08/29(月)02:30
まっ、回らない。
30年以上経て、昨年より再び使い出していた大型のステレオ・コンポーネントのターンテーブルが回らなくなってしまった。クリフォード・ブラウンの「慕情」を聴いていて途中からだんだんピッチが下がりだし、ついに停止。ベルト駆動でこの年数だからやむを得ないなと思いつつ悲しかった。このアナログ丸出しの外観(そんなのあるかな)、30cmLPをおもむろに紙ジャケットから取り出してターン・テーブルに載せ、ムービング・コイルのダイヤモンド針をそっと乗せる儀式ともいよいよおわかれかと感慨深いものがあります。近年のスピーカ・ユニットは技術の工夫でとても小型ながら重量感ある低音域を出しますが、このむかしながらの35センチ・ウーハーの出すなんともまろやかで空間全体を鳴らすような低音は格別なものがあり、この1年、本当に重宝していました。長岡のダイヤモンド針も製造中止のときに3個ほど買い置きしてあったので、当分はLPレコードも聴けると考えていましたが甘かった。
分解して直せないことも無いとは思うが、やめておこう。捨てきれずに残っていた円盤レコード約40枚くらいもほとんどがCD化されていることだし、いつまでも古いものに執着するのも潔くない。でも、アンプとスピーカはまだ使えるな。ときどきボリューム・ノイズが発生するけど。