ひまひまねこさんのきまぐれさらだ(猫・ネコ・ねこ・猫を集めてにゃん十年)

2015/11/28(土)21:10

□飛葉と振動□

□展(116)

11年前、感激の再会を果たせた高校時代の美術部先輩とは、その後、年賀状などのやりとりができるようになって、当時の美術の先生で有名な彫刻家になられた若林奮先生の作品展情報も戴き、先生の作品に触れあえる機会も得られるようになりました。 今年の年賀状に、「夏頃、若林先生の作品展が開かれます。」と書き添えられてありました。今回はいままでの横須賀ではなくて神奈川県立近代美術館の葉山館だということで、いつも一緒に行く高校時代の友達と連絡をとりあって日程を決めていました。 逗子駅で落ち合ったMさんとタクシーで神奈川県立近代美術館に向かいます。所用時間は10分くらいだったでしょうか。車でやってきたUちゃんとは美術館ロビーで落ち合って、懐かしい先生の作品鑑賞のスタートです。 会場は4つに分かれていて、最初の部屋でまず猫が目に飛び込んできたので、一挙に私のテンションはより一層上がりました。 こんな↓本も出版されているし、犬が登場する作品も観ているけど、先生の猫の彫刻作品は初めてみました。そう言えば2年前の「父 若林奮 展」で、お嬢さんたちのために作られた絵本などに猫が登場していましたっけ。そうそう先生も猫飼いさんだったんですね。 猫は木でできていて、ほかの作品とは違って、座った猫の姿がそのまま掘られてありました。飼い猫さんがモデルなのかも。 今回の作品展タイトルの「飛葉と振動」は先生の最晩年の彫刻作品につけられた名前だそうで、会場にもその説明書きがありましたが、私ごときには理解はできませぬ。勿論、このタイトルの意味するところだけでなく、先生の作品はすべて私だけではなく、一緒に行った友達もみんなわからん印で、作品とタイトルを見比べつつ 「う~ん」とか 「さっぱり?」とか 「なに?」とかいう言葉しかでてきません。 それでも、なんだか観ていて面白いと思うのは、先生を存じ上げているからってだけではないと思います。 今回はとっても作品数が多かったです。 あちこちで沢山のお庭も手掛けられていたんですね。 来年は庭園全体が若林作品と言われている軽井沢のセゾン美術館に行こうという話もでました。 ミュージアムショップで先生の作品絵葉書6枚セット(500円)を買うと、本とDVDがついてくるという、にゃんともお買い得なものをMさんが見つけ、私も買って帰りました。西多摩郡の日の出町のゴミ処分場予定地に先生が作られた「緑の森の一角獣座」というタイトルの庭についての記録集ですが、帰ってから見たら、長いDVDの中には多分60歳を超えたくらいであろう(それでも、あの頃とさほど変わらぬ)先生のお姿やお話されている場面が沢山あって、嬉しく見入りました。 神奈川県立近代美術館のこの場所は交通の便が良いとは言えないし、会期は長いし、平日だし、昼時だし、雨模様だというのに、次々と訪れる人がいらして、若林先生の人気を再確認しました。 始めて行った葉山の神奈川県立近代美術館は海が見えて広いお庭があって、天気の良い時なら1日楽しめそうなとても素晴らしいところでした。 「若林奮 飛葉と振動」は神奈川県立近代美術館の葉山館で12月23日まで開催中です。 来年、府中市美術館で1月9 日(土曜日)から 2月28日(日曜日)まで、うらわ美術館で4月23日(土曜)~6月19日(日曜)までの開催が予定されているそうです。 きょうは3人で葉山にお泊りして、早めの忘年会をするんです。雨模様なので、しおさい公園の散策はやめて、早めにホテルに行ってお部屋でのんびりすることに致しま~っす。 ※神奈川県立近代美術館<葉山館>HP http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=h

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る