ひまひまねこさんのきまぐれさらだ(猫・ネコ・ねこ・猫を集めてにゃん十年)

2020/02/10(月)22:31

□大自然の中の美術館□

□展(116)

センチュリオン箱根別邸からはポーラ美術館もガラスの森美術館も徒歩圏内だそうですが、丁度今、シュールレアリスムと絵画展を開催中と知って、ポーラ美術館へ行くことに。 箱根仙石原はつい最近雪が降り積もったようで、あちこちにまだ残り雪がかたまっています。 ポーラ美術館駐車場 ポーラ美術館エントランス ポーラ美術館チケット ここは、ポーラ創業2代目の方が蒐集した絵画、版画、陶磁器、ガラス工芸品、化粧道具など1万点あまりの作品を中心に公開展示する、2002年にオープンした美術館だそうで、建物は「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに建設されたとか。 自然と景観に配慮し建物の高さは地上8mにおさえてあるそうで、展示スペースなどの大部分が地下になっているんですね。 照明にも特別な配慮がされているそうです。 展示室が5つにわかれていましたが、最初の入口前の巨大な目は撮影OKだったので、目玉の穴の向こうにキリコの絵が入る位置でパチリ。 瞳にジョルジョ・デ・キリコの「ヘクトルとアンドロマケ」が写っているみたいでしょ。シュールレアリズム好きというより、ダリが好きなので、今まで、ほんの数点ずつ、何回かに分けてあちこちでダリの絵は見ています。今回もダリ展ではないから、せいぜい2、3点見られる程度と思っていたら、なんと油彩と線描が、それぞれ8点くらいずつは展示されていて、大いに満足でした。 「姿の見えない眠る人、馬、獅子」はここの所蔵作品のようですが、「ガラとロブスターの肖像」などのそのほかの作品は諸橋近代美術館所蔵のようですね。 これまでほとんど見たことのない日本人画家のシュールレアリズム作品が沢山展示されてあり、私にとってはとても新鮮で、見応えも十分でした。 常設展示も企画展が変わるたびに入れ替えるそうで、こちらは撮影OKコーナーもありました。 3ヶ月前、西安博物館でみたのと良く似た、唐の時代のものと明記された馬や ふくよかな婦人像があって、 なんだか懐かしくなって思わずパチリ。 化粧品会社だけに、香水瓶やクリームの容器のコーナーもありました。  ここを訪れたことで、日本のダリ美術館と言える諸橋近代美術館の存在を知り、行ってみたいところがまた一つ増えました。 諸橋近代美術館は土地柄(福島県耶麻郡北塩原村)、今は冬期休館中(4月24日まで)で、休館あけの4月25日から開館20周年記念展「ダリとハルスマン展」が始まるそうです。(会期2020年4月25日〜9月6日) 季節も良し、行けたら幸せ~♪。 帰りは小田原まで箱根登山電車で行き、小田原から東京駅までは東海道線の普通電車をたった千円のグリーン料金で1人、2席占領させて戴き(グリーン車両がガラ空きだったので)飲んだり食べたりしゃべったりのリーズニャブルかつ優雅なのんびり気分が味わえた近場温泉一泊の旅、無事終了です。

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