2007/04/15(日)17:18
一時、帰宅困難者に・・・
12時19分。
ここ、三重県中部を震源とした大きな地震がありました。
私は朝から子どもたち3人を連れて、近鉄(近畿日本鉄道)のイベントに電車に乗って行っていました。
運転手の制服を着せてもらったり、操縦体験、電車模型を見たり、不要になった車両部品や小物を見て回って購入したりして、
次は電車の床下探検に行こうと並んでいた時のことでした。
あと、2組でうちの番というときに、足元がグラッと揺れ、一瞬何が起こったのかわからなかったのですが
上を見上げた時に空が大きく横に揺れているような気がしました。
横を走る電車の架線もユラユラとゆれているのを見たとき、「地震だ!!」と怖くなり
子どもたちを抱きかかえるようにしてとにかくその場にしゃがみこみました。
目の前では、電車の下に潜り込んでいた人たちが少し驚いた表情で駆け出してくるのが見えました。
当然電話は繋がらなくなり、かなりドキドキしていましたが、災害情報のメールは届くので周りの人たちと、心配しつつも何事もなくてよかったと話し合っていました。
みんな、ちょっと引きつった顔をしたりもしましたが、大騒ぎをして取り乱す人がいなかったことや、イベント会場の放送もわりと行き届いたこと、天気もよく時間帯もまだまだ明るかったこと、目の前には大きな公園があって、子どもたちもただ待たされるのではなく、遊びながら時間つぶしが出来たことなどで、大きな混乱が起きなかったのが不幸中の幸いでした。
震度5弱。
電車はストップしてしまい、大勢の人が帰宅できない状態になりました。
線路上でストップした電車も多くあったため、はじめはあちこちの遮断機が下りたままになり
道路の方もやや混乱があったようだとの情報もありましたが、
最寄り駅までゆっくりと動いて電車が待機できるようになってからは
車での迎えにきてもらえる人も多くなったようで、ホームや駅周辺の混雑も徐々に解消されたようです。
私たちは、とにかく電車運行の再開を待つこと、昼ごはんが食べれていなかったので食事の確保を優先しました。
といっても、幹線道路からも外れている場所でコンビにもなければ、駅周辺の商店も日曜は閉店が多いようでした。
公園でたまたま地元の方を見つけたので、「何かないか?」と聞き、とにかく駅の反対側に行ってみると
おにぎりなら作れると言ってくれる店を見つけることが出来たので、何とか腹ごしらえも出来ました。
食料調達の間は子供を連れ歩くのも大変だろうから、かっきと打ち合わせをし、3人を公園に残して、ひまちゃんはダッシュでした。
なんだかんだで3時間近く経った頃、名古屋方面の電車が動くという放送があり、駅に行き、
各駅停車に乗り込んで何とか無事に帰宅した。。。というわけです。
いや~、今だから言えるけど、怖かった~!!
子供を前に親がとりみだすわけにもいかないので頑張りましたが
本当に怖かったです。
これが東海地震だったら。。。と思うと本当にぞっとします。
子供3人を抱えての非難は、思っていた以上に大変だということを改めで実感した気分です。
もっともっと真剣に、地震の備えをしたほうがよさそうです。
主人には何度かメールを入れたのですが、返信なしです。
今彼は、施設の保守点検や何よりも従業員、お客様の安全を確保する役目についているので
大忙しなんだろうと思います。
たぶん地震が起きた時間にちょうど会社に着いた頃だと思うので、本当に大慌てだったのでは・・・と想像しています。
非常時の場合、彼は家庭もことよりも会社のことを優先する立場であることは、前々からわかってはいるのですが、(阪神大震災のときも、彼の元上司は家が半壊の状態でも1週間帰できなかったと聞いています)、やっぱり今日は心細かったです。
あ~あ、地震のない国にはならないんだよね。。。ぜったい。。。
県内では被害にあわれた方もいらっしゃるようです。
お大事にして欲しいと思います。