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カテゴリ:食べる
かつおは本来とても傷みやすい魚です。
輸送や、長期保存のために色々な工夫がされてきました。 表面をこがし、中は生の「たたき」は有名ですね。 花かつおは、乾燥したかつおを花びらのように薄く削ったものです。 だしをとるときには水分を加えるだけ。 和え物や、トッピングにはそのまま用います。 西洋料理ではだしをとるには長い時間がかかります。 ところが、日本料理ではかつおも昆布も長時間煮込みません。 だしは沸騰からほんの数分で完成です。 それはなぜか? 花かつおは、主婦が手にするまでに膨大な手間をかけて完成された食品だからです。 時間や手間を充分かけて完成したものをいただいているわけです。 湯を加えるだけで食べられる麺類や、レンジで加熱するだけの惣菜のように 乾燥、加熱、加工などの工程を済ませてから消費者の手に渡る。 日本の食文化はもしかしたら世界一優れたインスタント食文化かもしれません。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.09.17 14:09:43
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