2009/06/06(土)21:04
猫を抱いて象と泳ぐ
猫を抱いて象と泳ぐ
このタイトルを読んで
内容を思い浮かびますか。
この本最近の一押しです。
主人公はリトル・アリョーヒン
チェスを取り上げたお話です。
おそらく心にちょっとした障壁を抱えている少年
この少年は、親を持たず弟とともに祖父母に育てられます。
彼が興味を持ったのは
象のインディラ
機を逸して大きくなりすぎ地上に降りれなくなり
一生をデパートの屋上でおくった象。
そして壁と壁の隙間に挟まれて出れなくなった少女、ミイラ。
かれは、導かれるように
廃バスの中で生活するマスターにチェスを教わります。
かつて『盤上の詩人』と呼ばれた
チェスのグランドマスター、アレクサンドル・アリョーヒン
かれもまた猫を右手に抱き左手でチェスを打ちました。
少年はリトル・アリョーヒンとして
からくり人形の中でチェスを打つことになります・・・
象のインディラ、壁に挟まれた少女ミイラ
そしてかれの尊敬するマスターは、その肥満したからだゆえ
死後その住居である廃バスから出られなくなってしまいます。
体が大きくなることを恐怖にまで感じていた
リトル・アリョーヒン
その彼が最後を迎えた場所は・・・
それは、果たして苦しみだったのだろうか。。。
う~ん
『博士が愛した数式』同様
じ~んと残りますよ!!
ぽやのおススメの1冊です(*^_^*)