失恋でしたが運命の出会い(13)
講師への思いが叶わず、卒業旅行は失恋旅行となりました。スペインに訪問したのですが、踊りの好きな私はフラメンコショーを鑑賞しました。小さな洞窟の中で、カンテ(歌)、パルマ(拍手)、カフォン(打楽器)、フラメンコギター、フラメンコの踊りを拝見しとても感動しました。フラメンコはジプシーが意思を言葉に出来ない時代に、音楽によって感情を表現した芸術作品なのです。私としては失恋による傷心を感じて鑑賞していました。最後に客にも一緒に即興で踊るように誘いがあり、私は自分の傷心の気持ちを踊りによって表現しました。観光客と出演者の皆様に大きな拍手を頂き、大変褒められました。体育会系の女性なのでダンスは必修なので基礎は出来ていました。それで傷心の感情が踊りで表現されたことで、感動的な舞踊になっていたと思います。帰国してフラメンコを習うことにしました。言葉ではない芸術作品で心を表現できるフラメンコに夢中になりました。Javiel Conde、Jin Oki (沖仁)フラメンコ・ギター共演 / BULERIAS発表会で有名なカンテの高齢男性、ギタリストの沖仁さんと共演しました。天才的なギタリストで素晴らしい。。。音楽が素晴らしいと踊りにも影響します。ブレリアは12拍子なのですが、この「12」という」不思議な数字に惹かれました。12か月のカレンダー、12星座、12経脈、時計の12時。この12という数字は自然に適合している気がします。体操も10回ではなく、12回で行う方が効果が高いとか。中森明菜さんも失恋の傷心を表現している難破船を歌われているように、私は踊りによって傷心の感情を表現しました。踊るにつれ、神様が好きな私は巫女さんのように神様に踊りを捧げるつもりで踊っていたのです。