カラダ
体に対する違和感について、ワタシは語る資格があるんだろうか。ほんの短い期間しかその苦しみを知らない。 違和感に気づいた頃は、言える人を学校で家で、探して探して探しても見つからないというふうな悩み方をした。 小学校からの同級生にはなぜ、自分がいつまでも子どもの体型のままでいることを良しとする子がひとりもいないのだろうと、しばしば考えていた点では孤独だった。 自分の体だけは成長させないよう、脱衣所で、ぬれタオルを体に叩きつけ、麻痺させ、成長を止めようとした。肌が少し切れ、血が滲み、切れたところが翌日膿んでいた。この時点で、これはやめにした。 続いて、ワタシは(現在まで)食事の時、御飯は食べていない。その方法でカラダの成長、止まりました。医学的に証明できないなどということは当然知っているし、ワタシはただ、自分の体がおとな的に変化していくことが許容し難かった、それだけだ。この方法をいつかやめられるとも、思わない。それだけ。