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ヒメカブトStyle

インドネシア共和国

・Flores島(Endebius florensis florensis)
Xylotrupes florensis(Flores島)上
Xylotrupes florensis(Flores島)横
Xylotrupes florensis(Flores島)拡大
Xylotrupes florensis(Flores島)裏
 2004.8.10羽化品 F3♂74mm

 以前はXylotrupes属になっていましたが、Endebius属に分類されました。
 素人は別種どころかギデオンの亜種として扱っていたりしますが、特徴はゲニタリアを含め全く異なります。
 ♂の胸角の基部には他種には無い突起があり、頭楯は無し。
florensis florensisが生息している島にはX.g.sondaicusも生息していると思われますが、そちらは胸角基部の突起は無く、頭角には突起があります。
 ♀の胸部はギデオンよりも点刻が少なく、色は黒。胸部、上羽には強い艶があります。
 そして♂♀とも下面には毛が多いです。

 生息地はロンボク島より東の小スンダ列島からタニンバル諸島までの各島?
ロンボク島より東にしている理由は、ロンボク島を境に西はX.g.g、東はX.g.sが生息しているためです。ただそれだけ。


・Sangeang島(Endebius florensis florensis)
♂1
♂2
♂3
♂4
G-1
G-2
G-3
G-4
 Jan-Feb.2006 ♂60mm (2007年3月15日購入)

 スンバワ島の北東に位置する、サンゲアン島のニセヒメカブト。生体で購入しました。
 中型個体ですが、頭楯は無く、胸角の基部に突起が出ます。
また、下面には毛が多く生えています。

 ニセヒメカブトのゲニタリアは今回が初めての記載ですが、他のヒメカブトとは全く形が異なり長細いです。先端部の画像だけでも十分違いは分かると思います。


・Wetar島(Endebius florensis wetarensis)
Xylotrupes florensis(Wetar島)上
Xylotrupes florensis(Wetar島)横
Xylotrupes florensis(Wetar島)拡大
 1990 ♂56mm (2006年9月24日購入)

 生き虫では流通皆無の産地。
 ギデオンとして売られていました。サイズはそれほど大きくないものの、完全にニセヒメカブトです。
 当時は分類されていませんでしたが、2012年に新亜種として記載されました。
 記載文の見出しがウエター島と書かれていますが、島名は一般的にウェタル島と表記されるので、和名はウェタルニセヒメカブトぐらいにしておかなければ産地が分からず混乱しそうです。
 体色は他の島のflorensisと異なり黒いため、見れば直ぐに分かります。
 
 因みにこの個体は現在パラタイプとなっています。近いうち写真を撮り直します。


・Larat島(Endebius florensis mirabilis)
  • Larat_m1.jpg
  • Larat_m2.jpg
  • Larat_m3.jpg

  • Larat_m4.jpg

 Feb.2008 ♂51mm 0-50M (2009年10月10日購入)

 標本で多少流通したものの、最近は見かけない種類。
 Tanimbar諸島のフローレンシスはこの亜種です。
 この個体は小型ですが、原名亜種と同じく大型になるそうです。
 
 2006年に独立種として記載されましたが、wetarensisよりも特徴が少ないためこのサイトでは亜種として扱います。
 
 Xylotrupes florensis tanimbar Rowland,2006というのも同種を指しているのですが、論分が発表されていないという事で無効だそうで、ここではSilvestre氏の方を使わせて頂きます。
 発表はRowland氏の方が早かったということなのですが・・・残念です。Rowland氏の判断では最初から亜種程度ということです。


・Siberut島(Xylotrupes beckeri intermedius?)
♂1
♂2
♂3
♀1
♀2
G-4
 Mar.2005 ♂51mm ♀38.5mm Salappa
 
 スマトラ島の西、メンタワイ諸島のシベルート島の個体。
 頭角、胸角とも伸びず、特に胸角は50ミリの個体でも摘み上げる事ができないほど短いです。
 頭楯は僅かにあり、角の先端部は丸みを帯び、二股はX.gの基亜種程度にしか開きません。
 また、この個体のゲニタリアは奇形で、右側が正常だと思います。
先端部中央は結構広く開きますが、耳自体は真っ直ぐ伸びます。

 元々、ボルネオ島のSabah州から記載されているようですが、かなり離れているこの島に同亜種が生息しているとは思えません。
ボルネオ島の個体がX.g.borneensisの小型個体である可能性もありますが、ゲニタリアも取り出していませんし、観察不足なので何ともいえません。
 頭角の二股が開かないのにX. beckeriの亜種というのは疑問に思うのですが・・・。


・Java島(Xylotrupes gideon gideon)
♂1
♂2
G-4
 Oct.2002 ♂70mm Mt.Halimun(200年月日購入)

 ジャワ島西部のHalimun山産。多分バンテン州になると思います。
 頭角、胸角とも長く伸び、頭楯はヒメカブト属で最も尖ります。
 体長は最大でも80ミリ程度ではないでしょうか。


・Bali島(Xylotrupes gideon gideon)
Bali島上
Bali島横
Bali島拡大
Bali島♀上
Bali島♀横♀横
 Jun.2003 ♂54.3mm ♀34.8mm

 ジャワ島の東にある、バリ島の個体。
 自分の持っている個体が小型のなので特徴が分かり辛いですが、胸角はまだ伸びると思います。
 頭楯は小型個体でもスマトラ島亜種の大型個体より尖ります。


・Sumbawa島(Xylotrupes gideon sondaicus)
♂1
♂2
♀1
♀2
G-4
 Apr.2005 ♂49mm ♀42.5mm

 小スンダ列島、スンバワ島の個体。
 野外では大型でも50ミリ程度にしかならず、全体的に小型です。
 頭楯は原名亜種と違い目立たず、小型個体では消失してしまいます。
 ゲニタリアの差は少ないようで、原名亜種と同じに見えます。


・Alor島(Xylotrupes gideon sondaicus?)
♂1
♂2
♂3
 Jan.2005 ♂47mm(B) Kalabahi(2006年2月16日購入)

 小スンダ列島内、アロール島の個体。
 頭角・胸角とも伸びず、体は太めで、頭楯は目立ちません。
 1個体しか持っていないので正確ではありませんが、体色はスンバワ産、フローレス産に比べ黒いです。


・Moa島(Xylotrupes gideon lakorensis?)
♂1
♂2
♂3
G4
 Nov.2008 ♂38.5mm (2009年1月24日購入)

 小スンダ列島東部、Moa島の個体。
 直ぐ隣はLakor島で、同亜種になっているかもしれないようです。
 小スンダ列島東部という事で体色は黒。
 頭楯はX.g.sondaicusよりも目立ちます。という事はX.g.sondaicusよりも大型化するのでしょうか。
 ゲニタリアの先端部はX.g.sondaicusよりも細い為か、隙間が広く見えます。


・Java島(Xylotrupes inarmatus)
Java島・Mt.Semeru♂1
Java島・Mt.Semeru♂2
Java島・Mt.Semeru♂3
Java島・Mt.Semeru♂4
Java島・Mt.Semeru♀1
Java島・Mt.Semeru♀2♀横
Java島・Mt.SemeruG1
Java島・Mt.Semeru-G2
Java島・Mt.Semeru-G4 先端
 Apr.2007 ♂31.5mm ♀30mm Mt.Semeru±3000m

 近年標本が多く流通するようになったジャワ島の高地種。
 購入時はカブトの不明種として売られていましたが、後にinarmatusとして販売されるようになりました。
 見ての通り♂の頭角・胸角は殆ど伸びず、サイズは♀とあまり変わりません。
 体色は黒く、♂♀とも胸部上面・上羽に毛は生えず、また点刻はギデオンよりも弱いです。
 ゲニタリアは小さく、先端部は毛のせいで閉じて見えるますが、実際は僅かに開いています。



・Sumatra島(Xylotrupes gideon sumatrensis)
Sumatra島上
Sumatra島横
Sumatra島拡大
 2005.Apr ♂82mm 西スマトラ州・Agam県・Bukittinggi

 ギデオンのスマトラ島亜種。
 ♂は基亜種よりもサイズが大きく、最大は86mmのようです。
 頭楯は基亜種の様に尖らず緩やかなので、極小個体で無い限り判別は容易かと思います。
 ♀は持っていないため不明。

 別産地を2産地持っていますが、比較はまだしたことがありません。
オオヒラタでは南と北で形が違いますが、ヒメカブトはどうなのでしょうか?


・Sulawesi島(Xylotrupes lorquini lorquini)
スラウェシ島上
スラウェシ島横
スラウェシ島拡大
 Apr.2005 ♂ 北スラウェシ州・Manado・Tondano・Makabengbeng

 ヒメカブト属の中で最もスマートな種だと思います。
 ♂の頭楯は無く、頭角・胸角とも長く伸びます。
 体色はやや黒くなりやすい気がします。

 スラウェシ島は変わった形をしている島なので、他の州だとまた少し違った形のヒメカブトがいるかもしれません。
 ※この写真の個体は胸角が下にカーブしていますが、奇形なだけです。体長は未計測。


・Peleng島(Xylotrupes lorquini lorquini)
Peleng島上
Peleng島横
Peleng島拡大
 Mar.1991 ♂45mm

 スラウェシ島の東にある、ペレン島の個体。
 写真の個体は小さいので分かりにくいですが、多分Xylotrupes lorquiniです。


・Tanahjampea島(Xylotrupes lorquini lorquini)
Tanahjampea島上
Tanahjampea島横
Tanahjampea島拡大
 2002.3入荷品 ♂61.5mm

 スラウェシ島とフローレス島の中間に位置する、タナジャンペア島の個体。
 データが「入荷」になっているので、生体で入荷した様です。
 スラウェシ島産よりもスマートですが、1個体しかないので個体差なのか判断できません。


・Kabaena島(Xylotrupes lorquini lorquini)
♂1
♂2
G-4
 Nov.2005 ♂55mm Mt.Sambapolulu (2005年12月23日購入)

 スラウェシ島南東、カバエナ島の個体。
 頭角、胸角とも長く伸び、頭楯はありません。
 ゲニタリア先端部は真っ直ぐ伸び、中央は内側にカーブします。


・Taliabu島(Xylotrupes lorquini lorquini)
♂1
♂2
G-4
 Dec.2005 ♂60.5mm (2006年5月18日購入)

 Sula諸島の西部、Taliabu島の個体。
 頭角、胸角とも長く伸び、頭楯はありません。
 ゲニタリア先端部は真っ直ぐ伸び、中央は内側にカーブします。


・Kai Besar島(Xylotrupes lorquini lorquini?)
♂1
♂2
♀1
♀2
G-4
 Sep.2006 ♂63mm(B) ♀43mm(B) (2007年1月31日購入)

 Kai諸島、Kai Besar島の個体。
 頭角・胸角とも長く伸び、頭楯はありません。
 Sulawesi島周辺のlorquiniに比べ大型で、体は太めになるような気がします。
 体色は♂♀とも黒めになるようです(持っている11♂3♀は黒め)。
 ゲニタリア先端部は真っ直ぐ伸び、中央は内側にカーブし、最先端部は狭いです。※ゲニタリアは3♂ぐらいしか取り出してはいませんが。
 ♀の背中には毛が生えます。

 学名に関してですが、Kei(Kaiと同じ)産のシノニムにtrasybulusという名があり、baumeisteriもKeiにいるような記述を見かけました。
しかしbaumeisteriの分布はSeram島ともあり、Seram島の個体は明らかにSulawesi島近辺の個体群(lorquini)とはゲニタリアが異なる為、Seram島の大型ヒメカブト=baumeisteriとしました。
今回の個体は体形・ゲニタリアを見てもlorquiniに近いです。亜種名をあてるならtrasybulusとするのはどうなのでしょうか。


・Yamdena島(Xylotrupes .sp)
♂1
♂2
♀1
♀2
G-4
 27.Nov-11.Dec.2005 ♂48.5mm ♀37.5mm (2006年5月9日購入) 21km NE Saumlaki,Mam's Vill

 タニンバル(Tanimbar)諸島・Yamdena島の個体。
 Xylotrupes gilletiという名前で売っているサイトがありましたが、記載が未確認ということで.spに名称を変えておきました。
 ♂は小スンダ列島のX.g.sondaicusよりも細いですが、頭楯はあります。
ゲニタリアの形状は、西のX.g.sondaicusや北東のX.lorquiniとは異なり、先端部中央の隙間は広く、先端部の両端はやや広がります。
♀の前胸背板、上翅には、僅かに毛が生えます。


・Talaud諸島(Xylotrupes pubescens gracilis)
 Talaud諸島♂1
 Talaud諸島♂2
Talaud諸島G-4
 22.Apr.1976 ♂55.5mm (2008年9月23日購入)

 フィリピンの南に位置するタラウド諸島産のケブカヒメカブト。2006年に新亜種として記載されました。
 全体に毛が薄い気がしますが、角欠け、噛み傷ありのB品なので擦れてしまっただけかもしれません。毛薄ヒメカブトになってます。
 ゲニタリアは最初から取り出してありましたが、原名亜種、ロンブロン州亜種の方は摘出していない為比較できません。

 30年以上も前に日本人が採集した個体ですが、マニアックな産地だけあって、殆ど流通していないのではないでしょうか。
残念ながら島名が書かれていませんが、多分カラケロン島産。


・Halmahera島(Xylotrupes telemachos)
♂1
♂2
G-2
G-4
 Oct.2006 ♂42mm Mt.Ibu (2007年4月4日購入)

 ハルマヘラ島北部、Ibu山の個体。
 ♂♀とも小型で角は伸びず、頭楯はありません。
 腹部が大きいですがゲニタリアはそれほどでもなく、中部は細めでほぼ真っ直ぐです。
先端部中央はやや開き、両端は僅かに広がります。

 2003年にSilvestre氏によってXylotrupes striatopunctatusという名で発表され、ネット上ではその名が使われていましたが、学名が1906年にSternbergによって発表されたX.inarmatusの記載文内に既に出ているということで、無効名になるようです。
同じく2003年にRoland氏が同産地の個体をX.telemachosという名で発表しているようなので、これからはこの名前を使用します。


・New Guinea島(Xylotrupes macleayi lamachus)
New Guinea島Fak Fak1
New Guinea島Fak Fak2
New Guinea島Fak Fak3
New Guinea島Fak Fak-G1
New Guinea島Fak Fak-G2
New Guinea島Fak Fak-G3
New Guinea島Fak Fak-G4 先端
 Feb.2007 ♂73mm Fak Fak

 ニューギニア島の西部、西パプア州ファク・ファク県産。gideonの亜種からmacleayiの亜種に所属を変更しました。
 胸角の基部は凹み、頭角に突起はありません。艶は上羽よりも胸部の方が強いです。
 ゲニタリアの先端はやや開き、中央の穴は大きいです。

 この個体は73ミリあり、ニューギニア島亜種としては大型だと思います。


・Salawati島(Xylotrupes macleayi lamachus)
Salawati島上
Salawati島横
Salawati島拡大
Salawati島♀上
Salawati島♀横♀横
 Jun.2003 ♂57.8mm ♀44.7mm

 ニューギニア島の北西に位置するSalawati島の個体。
 ニューギニア島からかなり近い為、特徴はニューギニア島産と同じです。
 
 ♀の写真がピンボケだった為、いつか撮り直しします。


最終更新2015.10.27


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