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himekyonの部屋

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2010/02/15
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カテゴリ:北陸紀行
今日は公休日
昨日とは打って変わって小雨が降って寒い日です。
ご心配いただいているhimeは相変わらず、夜中に目を覚まして鳴いていますが、
今朝はみみりんママがhimeを病院へ送ってくれたので、夕方迎えに行くまで、
オリンピック中継を見ながら家でのんびりしたいと思います。


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暗い日記が続き、北陸紀行も中途半端になっていましたが、久々に続きを


1月19日に訪れた北陸・五箇山合掌造り


400年前に建てられた重要文化財に指定されている村上家

雨が降っても漏らないように、雪が積もっても自然に落ちるように

60度の角度で、天に向かって手を合わせるような形から合掌造りと言われる




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岐阜県白川郷とは20キロほどの距離にある富山県五箇山

三つの山、五つの谷間からなり、五箇谷間がなまって五箇山といわれ、

石川県、富山県の県境にある倶利伽羅峠で木曽義仲に敗れた

平家の落人たちが隠れ住んだといわれるが、縄文時代の遺構も発見されているという




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藁葺き屋根に明り取りの白い障子が印象的

15年ほどに一度は屋根の葺き替えが必要で、昔は「結い」という共同体をつくり

村総出で葺き替えをしていたといわれるが、片面に1000万円からかかることから

維持することができずに取り壊したり、売却したりで年々少なくなってしまったという

茅場も少なくなり、良質の萱を集めるのも大変だという

村上家の隣にあるお蕎麦屋さんの奥さんが、

「茅葺を維持するのも大変だよ。屋根の葺き替えのために働いているようなもの

良い萱が少ないから長持ちもしなくなっているのよ」





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昔は行灯、ランプ以外に明かりがなく

障子があかりとりの役目も果たしていました




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家紋の五三桐は天皇家の副紋として鳳凰が止まる木として権威のある紋

桐の葉の上にある中央の花の数が7個の五七桐が格調が高いとされている

後醍醐天皇から足利氏へ下賜され、織田信長が足利氏から下賜され、信長から豊臣秀吉へ、

秀吉が家臣たちへと・・


村上家はどの経緯で五三桐になったのだろうか・・・

豊臣秀吉と前田利家・・・このあたりにあるのかな・・

歴史を遡ると面白いですね。。。。




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1階は2階以上を支える構造上、雪の重みで根が曲がった楢の木の太い梁で支えられ

広くどっしりと建てられていて、囲炉裏があり

団欒の場として以外にも、煙でいぶすことにより藁葺きの防腐、防虫の働きもして

煙がいきわたるように各階の天上はすのこ状になっている、

また2階では蚕を飼っていたので、部屋を暖める役目もあったそう





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黒光りするほどの煙にいぶされた柱

こんな煙い中で生活をしていた先人たちは凄い

himekyonは煙くて煙くて目が痛くて・・・

今の世の中に生まれていてよかったと




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屋根裏は、釘は使わず、すべて荒縄で結んでいる

雪の重みで曲がっても、縛りなおすことで直すことができるという





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急なはしご段で階上へあがると

すのこじょうの天上、すなわち上の階の床は、板張りになっているだけ




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煙にいぶされて歴史を感じる黒ずんだ柱や筋交い





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家長制度があり

大家族の中で長男以外、次男三男は分家も認められず、女性も結婚せず、養蚕の働き手として

ひたすら働いたという





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半年もの間雪に閉ざされる山深い五箇山

主要産業は、戦国時代鉄砲伝来により、火薬の原料になる煙硝を製造、

塩の結晶に似ていることから塩硝ともいわれ、幕府の目を逃れるために

「塩」として加賀藩に納められていたという。



土間に煙硝まやという囲いをつくり、刈り取った蓬、猪独活などの植物に、

蚕の糞、人尿などをいれて醗酵させて煙硝を取り出していたという



幕府に知られないように、五箇山は人の出入りを禁止されていたという




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Last updated  2014/06/05 10:11:01 PM
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