東海遠征2日目 三重県・藤原岳へ(その2)山行記
3度目の藤原岳作家・田中澄江の随筆「花の百名山」にフクジュソウが執筆されています。1度目は2007年、近畿圏のブログ友さんたちと2度目は単独で登りました。2回とも4月下旬でお花が満開の時だったのでなんとか元気なうちにもう一度登ってみたいと思っていました。2回とも夜行日帰りでしたが、さすがにこの歳では無理、今回は名古屋に前泊しました。今年は暖冬といわれていたので花の時期も早まるかと前倒ししかし、2月3月と寒波がきて、1週間前には雪も降ったとか先週の新潟遠征もフライング、今回もまだ春浅き藤原岳でした。車窓から石灰岩採掘によって削られた藤原岳藤原鉱山山頂はこの奥三岐線西藤原駅が終点近鉄名古屋駅から近鉄富田駅で三岐線に乗り換えです。西藤原駅登山口まで15分ほど歩きます。大貝戸道表登山道入口過去2回ともこのコースの往復この登山口から1キロ先に聖宝寺裏登山道がありますが、今回は無難に同じコースにしました。以前花友さんから花を見るなら孫太尾根がいいよとは聞いていましたが、ヤマレコ、ヤマップの同じ日の行動記録にはたくさんの花が見られたとありました。登山口からすぐに神武神社があります。鳥居前で参拝し右側の登山道からスタートです。二合目大きな岩が積み重なったような登山道です。不動明王が祀られていました。七合目以前は登山道にはたくさんの花が咲いていましたが、花はほとんどなく合目を探しながら山頂を目指します。七合目から上は土砂崩落の跡があり大きく削られていました。八合目広場で小休止花がないと疲れます。八合目から上は崩れてむき出しの赤土で雨が降ったら滑って大変そう12年前はこんなに荒れていたのだろうか・・小さな女の子が元気に歩いています。この先で登山道を修理している男性がいました。開けたところから街並みが見えます。針葉樹から広葉樹にかわりガラガラの登山道です九合目を過ぎたあたりからフクジュソウが咲き始めていて疲れを癒してくれます。避難小屋藤原山荘に到着です山頂と思いきや・・山頂はまだ先だったそういえば初めて登った時は避難小屋に荷物を置いて山頂まで行った記憶がよみがえってきましたちょうどこの日は冬季閉鎖中の水洗トイレの開錠のために6人ぐらいの人が登ってきて準備をしていました。(冬季閉鎖中は男女共用トイレは使用可)あれが山頂なのねすっかり忘れていました。あそこまでまだ登らなければならないとは・・山頂まで緩やかな登り結構きついです。山頂到着藤原岳山頂(標高1144.8m)カップルさんが撮ってくれました。竜ヶ岳方面かな・・黒っぽく見えるのが藤原岳の最高峰・天狗岳避難小屋の後ろから歩いて30分くらいらしいけど、まだ登ったことがありません。その奥は御池岳地元では鈴鹿セブンマウンテンというのがあって、藤原岳を含めて鈴鹿山脈の7つの山を制覇することがステータスみたいです。この日も山頂で今日で2周目の達成ですという男性が仲間に祝福されていました。右のこんもりしたところに藤原岳避難小屋があります。石灰岩がボコボコでているのをカレンフェルトっていうらしいです。山頂で食事をして同じ道を下山です。登山口近くの桜5分咲きぐらいかな久しぶりの長丁場花が少なくめげてしまいましたが何とか無事に下山できました。ヤマップなどの行動記録だとだいたいの人が6時間弱ぐらいで歩いていますが、7時間ちょっとかかりました。花を探しながら出会うと立ち止まって撮っていましたのでまあまあの時間だったのかなと思います。