初めて出会った植物 マツブサ
植物分類法にマツブサ科があります。サネカズラやチョウセンゴミシはマツブサ科なので名前だけは知っていましたが、科になるくらいだからなにか特に目立ったものなのかなと思ってはいましたが出会ったことがありませんでした。8月に出かけた山で初めて出会った実がありました。ボランティアの方が名札を付けてくれていて「えっ、これがマツブサなの?」とマツブサ(松房)8月に出会ったマツブサ山の会の仲間とだったのでゆっくり見ることはできず、写真を写すのが精いっぱいでした。マツブサ(松房)マツブサ科マツブサ属落葉つる性木本で雌雄異株樹皮が松のように割れてつるを切ると松脂のような匂いがする。北海道南部~九州の山林や丘陵地の林内や林縁に樹木に絡みついて生育する。花には芳香があり、実はぶどう状で松脂の匂いがする。花も見てみたいです。その後9月下旬に陣馬山へ登ったときに出会った方に教えていただいたマツブサ名前は知らなかったけどよく見かける葉っぱでした。えっ、これがマツブサですか?8月に出会ったマツブサとは一致しませんでしたが、比べてみるとなるほど同じ葉っぱのようでした。こんな身近で見ていたんですね・・・葉は互生し、長い枝には離れてつき、短い枝には3枚~8枚がまとまって放射状につく。たしかに放射状についています。今度この葉をみたら「マツブサ」とわかるかな・・・長いこと謎だったマツブサ科の「マツブサ」がわかったのでマツブサ科の植物を2種類載せてみました。真っ赤に熟したサネカズラの実(以前撮ったもの)サネカズラ(実葛)/ 別名 ビナンカズラ(美男葛)マツブサ科マツブサ属常緑つる性木本雌雄異株、まれに雌雄同株もある。関東以西の本州~九州の丘陵、山野の林縁や林床に生育する。茎や葉は水につけておくと粘液が出るので、江戸時代に整髪料として使われたのがビナンカズラの由来。サネカズラの雌花サネカズラの雄花雌花を見るまでは、赤いのでこちらが実になるのかな?と思っていました。今年のサネカズラの実色づくのはこれからです。サネカズラの実チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)の実真っ赤になります(以前撮ったもの)チョウセンゴミシの花チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)マツブサ科マツブサ属落葉性つる性木本で雌雄異株北海道、中部地方以北の本州の冷温帯の落葉広葉樹林の林縁に生育。果実が甘味、辛み、酸味、苦味、塩味の味を持つことからが名前の由来。江戸時代、朝鮮半島から生薬として輸入されていたので朝鮮と名がついている。日本にはないとされていたが、平賀源内が種子から栽培して、同じものが日本にも自生していることが分かったそうです。チョウセンゴミシの花