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テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:愛。。
2月28日。
突然にその日はやってきました。 が鳴って番号を見た瞬間に全てを察しました。 電話はやはり彼の事を伝える一方的なものでした。 説明を求める私に冷たくプツリと切られました。 手が震えました。 前に彼とよく話していました。 お互い妻でもなく夫でもないうちらに何かがあったら・・・ だけで繋がる私達。 彼の友達に会った事はあっても連絡先なんて知らない。 何かがあっても連絡がもらえるはずもない。 もしお互い事故にあっても、たとえ死んだとしても。。 お互いにただ繋がらないを握り締め泣くしかできないのかと。。 彼はそれも仕方がないと笑っていました。 「何かあったら私に連絡してもらえるようお願いして。。」 私は本気で彼にお願いしました。 まさか本当にそんな日がくるとは・・・ 彼と出会って9年半。 どこまでも試練が追いかけてくる。 彼と私が出会った意味は何だったのだろう。 私は彼を本気で手に入れようと努力した事なんて1度もなかった。 ただ共に過ごす時間に癒され、声を聞くだけで満足だった。 彼の「どうして欲しい?」の問いかけに 「元気でいてくれたらそれだけでいいよ」なんて答えた気がする。 今ならそんな風に答えなかったのに。 けどそんな女だから彼は私を愛したのだろう。 どこまで行っても決して同じ方向に向かえない2人だった。 彼に出会った奇跡。 彼と魅かれ合った奇跡。 神様。もう1度奇跡をください。 最後の奇跡。。 もう2度と彼を手放したりしないから。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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