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一絨毛膜一羊膜の双子(♀&♀)と妹達の成長~

一絨毛膜一羊膜の双子(♀&♀)と妹達の成長~

妊娠初期

(2ヶ月)
その後、どうしても調子が悪いので病院へいきました。
「念のため、流産予防の注射をしておきましょう」
という事で、注射をすることになりました。
「お尻を半分出して、横になってください」
と言われたものの、どう半分出すのか・・・
上半分か、左右どちらかを半分か・・・
迷った末、上半分に賭けてみることにしました。
間違ってました・・・
正解は左右どちらかを半分。
結果的にお尻丸出しになってしまいました。
必要なのはお尻の半分から下の方だったようです。
「しっかり揉んでおいて下さいね」
と言われ、診察室をあとに。
しかし、そのお尻を揉む姿は、お尻を掻いているようにしか見えない。
抵抗があった私は、その注意を無視して全く揉みませんでした。
車に戻って座った瞬間、激痛!!(診察後、車に戻るまで立っていたので)
しばらく後悔がつきまといました。

この頃は、まだ双子であることは分かっていませんでした。


(3ヶ月)
この月の検診から、夫が付き添うようになりました。

診察台にあがって超音波のモニター画面を見ていると
(この病院では、妊婦用のモニターが別についていました)
「あれ?何か前と違うような・・・」
しばらくして、先生が
「旦那さんもちょっと診察室に入って・・・」
夫が照れくさそうに入ってきました。
「よーく見てください。二つ心臓が見えます。双子ちゃんですね。
 一卵性です。」
その瞬間、二人とも吹き出してしましたした。
「なにが可笑しいのですか?」
先生がちょっとムッとした口調で言われたので、先に診察室を出た夫が先生に初夢の話をして、それで思わず噴出したと説明していました。
「一度で二人。なんて効率の良い・・・。一卵性はそっくりですよ」
先生からニコニコしながら言われました。
「ただ、ちょっと気になるから、二週間後にまたきてください」
そう言われて、その日は病院を後にしました。

双子・・・
二人とも舞い上がっていました。

帰りの車の中で、お互いが話した事は
私「チャイルドシートも二つ。車に乗るのかな・・・」
夫「双子だと子供を真ん中にして、両方からぶら下げて歩いたりできない。  どうしよう・・・あっ!二人同時に走ってきたらどうするんだ??」
正直、何言ってるの?この人・・・もっと考えることあるでしょうに・・・
と思いました。

この日、お互いの親に妊娠していることを含め報告。
前回の事もあり、確実になるまで妊娠を言っていませんでした。

妊娠した→双子であるの順で報告したところ
夫の父は電話の向こうでパニックになり、訳の分からないことを言っていたらしいです。
私の母は「はあ?」と言って少し沈黙があり「前の子の分かもね。良かったね」と言って冷静さをアピールしていました。


2週間後、病院へ行くと
「赤ちゃんは二人とも順調です。ただ、二人の間に膜がありません。
 一絨毛膜一羊膜双胎といいます。こちらの病院では、対応ができないので
 他の大きな病院を紹介しましょう」
と言われました。
双子と分かってから、里帰り出産と決めていたのでその旨を伝えると
「病院がころころ変わるのは良くないので、里帰りまでうちで見ましょう。
 ただし、何かあった時は、こちらの指定する病院に行ってもらいます」
病院を変わらなくて良いならと、しばらくお願いすることにしました。
仕事についても、できるなら休職するように言われました。
この時は何だか大げさな事になったな・・・位にしか思っていませんでした。

双子について、全く知識のない私たちはこの日からいろいろ調べ初めました。
双子には、一卵性と二卵性がある事くらいは知っていましたが、それから先の分類については全く知識がありませんでした。
そして、一絨毛膜一羊膜がその辺のハイリスクより、更にリスクが高い事を知りました。

お気楽な私でも、さすがに心配になってきました。


(4ヶ月)
精神的なものなのか、3日ほど熱を出してしましました。
幸い赤ちゃんには影響はなかったようです。

検診は、病院との約束で2週間に1回。通常だと4週間置きで良い時期です。

「仕事はちゃんと休み取れましたか?」
と聞かれ
「いえ・・・まだ・・・」
事務系の職種だったのと、職場の方々の協力をもらえていたので、休む必要性を感じていなかったのです。
「休みにくいなら、診断書を出しますから、早めに休職してください」
そう言われて、早めの休職に入ることになりました。
私の場合、病院ではないのですが医療スタッフが多く、理解が得やすかったので、スムーズに休職することができました。
職場の方々の協力に感謝です。
双子の場合、産休は予定日の14週間前からとれるので、本当は私もその頃から取るつもりでした。

この日の超音波モニターでは、一人は手をニギニギして、もう一人は首から下が跳ねていました。すごく元気そうです。


二週間後の超音波モニターでは、一人のお腹の上にもう一人が横に乗っかってました。
下の子が重いと言っているのか、上の子をぽんぽんとたたいているような仕草をしていました。
大きさは、標準より少し小さめ。二人に少し差があるようです。

「里帰りはいつの予定ですか?紹介状を書きますよ」
といわれ、びっくり!!
「いや・・・安定期に入ってからにしようと思って・・・」
実は、まだ里帰りの病院も探していません。
「何言っているのですか?あなたに安定期はありません」
あっさり返されてしましました。
とりあえず、病院をさがしているので・・・と伝え、病院が決まり次第紹介状をお願いすることにしました。
また、里帰りについては、20週までには確実に次の病院を受診できる状態にすることを約束しました。


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