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ひめつち

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2007.04.17
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「従軍慰安婦問題、東京裁判関連文書に「新証拠」と研究者が発表 - 東京」 AFP BB News 4月17日

というニュースが流れましたね。

戦地の男性兵士♂の性の処理具として、女性♀が配備されることは、あってはならないことですし、その前に戦争はあってはならないことですね。

それを言う資格を、最も有する元慰安婦の女性たち♀に対しては、「従軍慰安婦問題」ブログ一覧だと、占領地(朝鮮、中国、台湾、フィリピン各地)の慰安所は民間施設であり、軍関与の明白な証拠はないからと、取り合わない意見が多く見られますね。

 もしも、それを言う資格を、最も有しない人たち(戦地で実際に女性への残虐行為を行った男性兵士♂ら)が
「人は人を奴隷にしてはいけません」、
「人が人を奴隷扱いするのは金輪際やめなければなりません」、
「私のしたことで、私の手で、女性♀を陵辱したことは間違いのない事実であります。これはいくら悔やんでも、取り返しがつかないことであります。いくら罪滅ぼしを心がけたところで追っつきません。もともと人は自由であります。誰もが誰かの奴隷になったり、誰かを奴隷にしたりということは許されないことであります。今日より私は、従軍慰安婦問題では人としていけないことをしてしまったと、教育レベルで力の限り、次世代にたたき込んでいかねばならないと思います」
 と述べられたなら、個人的にはどれほど感動できるかと思いました(その方個人に責任を負わせるのは反対です)。




『神聖喜劇 第一巻』「第二部 混沌の章」
第四 「隼人の名に負ふ夜声」より
 「はい。川筋じゃ人殺しはあんまりめずらしゅうもありまっせん」先ほどの返事と寸分違わぬ科白をあっさり繰り返した鉢田「何某」が、そこで一息ののち、事柄の核心を一刀にざくりと斬った、「・・・ばってん血の通うとる人間を焼いて殺したちゅう話しは、今日が日まで聞いたことがなかったとであります。」・・・

 「うぅっ」短く呻いた大前田が、それまで約一歩真横に広げていた両足の左踵を右踵に引きつけて棒立ちになり、陰惨な口調に変わった、「・・・そげな根性でおったとか。よう言うたぞ。・・・むぅ、貴様もか。貴様も人なみに人間の丸焼きがめずらしいか。おぉ?---『橋本も人間の焼けるとはめずらしくあります』とその口でほざいてみんか。」・・・

 「あん、橋本二等兵は、・・・」橋本の口前は相変わらずけだるかったが、その「隼人の名に負ふ夜声いちじろく吾が名は告りつ」というように決然たる内容は私の予想を超絶していた、「死人はだいぶ焼きましたばってん、生きとる人間を焼いたことは、一ぺんもありまっせん。日本の戦争は、そげなあってあられんごたぁるめずらしいことをしよるでありますか。」
 
 橋本は、あえて隠坊の名告りを上げたのである。そしてその行為は、彼があえて部落民と名告り出たのにひとしいのではないか。・・・


 大前田軍曹は、
 「この二人は、本音を吐き出したごたぁる。班長のしたことをめずらしいと思うたとは、川筋の石炭りと・・・うぅ、隠坊の二人きりか。そげなことはない。・・・実地の戦争がどげなもんか、日本人居住民たちがどげな目に会うたか、支那の兵隊どもがどげなあってあられんごたぁることを仕出かしたか、なんにも御承知ありません貴様たちにゃ、このおれが、化け物か何かのごと、めずらしゅう見えるとじゃろう。めずらしゅうしてたまらんとじゃろう。

 「知らんなら、ちっとばかし言うて聞かしょう。ほかのいろいろはさて措いて、大陸で暮らしとった日本人非戦闘員の女房娘たちが、戦争の始まりごろ、チャンコロの軍隊から、匪賊どもから、どげなめずらしいことをされたか、少しだけ教えてやろう。」・・・
 大前田はここで中華民国のある地名を告げたが、それは私に聞き取られなかった、「××じゃ、町中の広っぱに、差し渡しが三尺足らず、深さが人間の臍のへんまでの穴が、何十か、二尺間隔ぐらいの一列に長長と掘ってあって、一つ一つの穴の一方のヘリにゃ棒杭が一本ずつ立ててあった。なんのための穴に、何のための棒杭じゃったと思うか。穴の中にゃ、日本人居住者の女房やら娘やら、女子ばっかりが、真っ裸かにされて入れられたとじゃ。立ったままで、うしろ手に棒杭にしばりつけられとるけん、臍のあたりから上は穴のそとに出とる。ナンゴテそげな面倒臭い、念の入った仕掛けをしたとか、ようわからんが、それが支那式のやり方かもしれん。日本軍がやっと乗り込んだときにゃ、女子たちゃ一人も生きとるもんか。言うまでものう、女子たちの亭主、父親、兄弟、子供なんかは、その前に早いとこ皆殺しにされとる。一人一人の女子を、大ぜいのチャンコロ兵隊が、入り代わり立ち代わり穴の中に下り立って、盥まわしに強姦したあげくの果て、嬲り殺しにしてしもうたとよ。『ゆられゆられて立ちボンボ』なんちゅう、のんびりした話たぁ違うぞ。殺された女子たちのメメさん(陰門)にゃ、どれにもこれにも、太か大根が一つずつ無理やり捩じ込んであった。穴の底は、淫水だらけ血だらけじゃ。チャンコロ何人分かの淫水と一人の女子の血とが交じり合うてどろどろした汁が、もうおおかた固まっとったごたぁったわ。こりゃ、ほんの一例じゃ。

 あのおとなしい田中班長(第二班長)にせがんで聞いてみろ。田中軍曹は、おれたちより何ヵ月か早う支那に渡らせられた組じゃが、これよりもまだめずらしい出来事をその目で見て来とる。こげなめずらしいことが現にあってあられたからにゃ、そげなことをやらかしたチャンコロ仲間を八つ裂きにしょうが焼いて殺そうが、そりゃちっともあってあられんごたぁることじゃないぞ。内地でぬくぬくとふところ手をしとられるうちは別じゃっても、現地に行ってみりゃ、日本人なら誰でもが、そうしてやろうちゅう気になるとじゃ。チャンコロたちにとっちゃ『人を呪わば穴二つ』よ。またそげなことがあろうとなかろうと、どうじゃろうとこうじゃろうと、どっちみち戦争ちゅうもんは、強姦もありゃ掠奪もありゃ嬲り殺しもあるで、敵ちゅう敵は殺して殺し上げて、なんでもかんでも取って取り上ぐるとじゃ。敵と味方とで、それのやり比べぞ。戦地下番の連中にほんとうの話しをさせてみろ。何も変わったことはしませんでした、ちゅうごたぁる顔をしとる奴でも、きっと何か変わったことをして来たろうたい。せずに済むもんか。するごとなっとるが、戦争じゃないか。そうとも、それが戦争よ。さぁ、どうや、貴様たち。」


 それに対し、『神聖喜劇』の主人公東堂の意見は「中華民国兵による日本婦女陵辱虐殺談の真偽を判定する判定する術は、私になかった」といたって冷静なのです。

 大前田が披露した中華民国兵による日本婦女陵辱虐殺談の真偽を判定する術は、私になかった。ただ大前田はそれが彼の実見談であるような語り方をしたとはいえ、実際にはそれは彼の伝聞談なのではなかろうか、という疑いは、私にあった。「それが支那式のやり方かもしれん」と大前田が嗟嘆したとおり、私は・・・のごとき中華史籍中の断片文を思い出した。しかしそういう種類の残酷は、なにも中華民国の歴史にのみ見出される事件ではないのであった。私は『支那兵はそんなことをするにきまっている。』とは思わなかったと同時に、『支那兵がそんなことをするはずはない。』とも思わなかった。それはあり得る(あり得た)ことであろう、と私の耳は、ほとんど円滑に受け入れたようである。

 ただし、開戦後丸四ヵ月の昭和十二年(一九三七年)十一月初旬、杭州湾上陸部隊の一員として初めて中華民国に渡った大前田に、そのような出来事を実見する客観的条件があり得たであろうかについて、私は漠然たる疑問を覚えた。

 いずれにしろ大前田が簡潔に質素に自白した彼ら日本軍による敵国人火炙り虐殺の場合とは違って、このたびの中華民国兵による日本婦女陵辱惨殺物語りそれ自体からは、なにほどの深刻な衝撃的印象をも私は受け取らなかった。しかしその理由は、われながら曖昧であった。

 大前田がそういう話しを広告した動機の主要な一つは、彼ら地震の悪事非道を擁護し正当化し帳消しにすることにあったのであろう。・・・

 私は、大前田の「こげなめずらしいことが現にあってあられたからにゃ、そげなことをやらかしたチャンコロ仲間を八つ裂きにしょうが焼いて殺そうが、そりゃちっともあってあられんごたぁることじゃないぞ。」という「目には目を」的思想に感服することはできなかった。
 しかしそれにしても私は、「またそげなことがあろうとなかろうと、どうじゃろうとこうじゃろうと、どっちみち戦争ちゅうもんは、強姦もありゃ掠奪もありゃ嬲り殺しもあるで、敵ちゅう敵は殺して殺し上げて、なんでもかんでも取って取り上ぐるとじゃ。敵と味方とで、それのやり比べぞ。戦地下番の連中にほんとうの話しをさせてみろ。何も変わったことはしませんでした、ちゅうごたぁる顔をしとる奴でも、きっと何か変わったことをして来たろうたい。せずに済むもんか。するごとなっとるが、戦争じゃないか。そうとも、それが戦争よ。」という彼の論断については、そこに由由しい実力(現実性)の存在を認めずにはいられなかった。・・・

 大前田の饒舌の内容よりも、むしろその憑かれたような止めどのなさが、今更に私は気味が悪くなってきていた。・・・大前田における現在の内的必然性を生み出した(または促進した)諸契機の一つとしては、鉢田と橋本との歯に衣を着せなかった口舌、とりわけ後者の「破戒」実行を兼ねたそれが、数えられるのでもあろう・・・それにしても・・・。
 

ちゃんころ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

※大西巨人書誌
 『神聖喜劇 第一巻』、光文社、1978
   ※「第一部 絶海の章」及び「第二部 混沌の章」を収める。
 『神聖喜劇 第二巻』、光文社、1978
   ※「第三部 運命の章」及び「第四部 伝承の章」を収める。
 『神聖喜劇 第三巻』、光文社、1978
   ※「第五部 雑草の章」及び「第六部 迷宮の章」を収める。
 『神聖喜劇 第四巻』、光文社、1980
   ※「第七部 連環の章」を収める。
 『神聖喜劇 第五巻』、光文社、1980
   ※「第八部 永劫の章」を収める。






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Last updated  2007.05.10 12:06:51
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