カテゴリ:こころのままに
「消える」というのは、無になるのではなく、空に戻るということ。
覚醒したからといって、感情が無くなるわけではない。 もちろん、思考しなくなる訳でもない。 想念(感情の伴った、想いがこもった思考)を意識的に観察することによって、 想念に支配されないということ。 支配とは、無自覚による自動コントロール。 その無意識的な反応を、意識的な選択に変える、ということ。 無自覚な思考は、空高く飛ぶ飛行機。 無自覚な思考は、お店に流れ続けるBGM(バックグラウンド・ミュージック)。 すでにそうであるもの、を、そうでないものにしよう、と、しないこと。 あるものは、あり。 ないものは、ない。 あるものは、なくならない。 ないものは、はじめからおわりまで、ない。 氷の塊がじゃまなとき、 氷をどんなに砕いてもなくならない。 氷は、氷。 が、熱を加えたとき、それは、水に変化し、 さらには、水蒸気に変化する。 氷は、なくなったわけではないが、 氷と水、氷と水蒸気は違う。 想念は、空(くう)から生まれる。 生まれた想念を否定しても、無くなりはしない。 想念を受容し、肯定する。 想念のあるがままを意識する。 すると、それは無くなりはしないが、 形を変え、消えてしまう。 空(くう)に戻ったとき、それは消えてしまう。 氷が、水蒸気に戻ったように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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