2006/09/22(金)13:16
「尊重」について。
尊重するとは、
尊び、重んずること。
極めて価値が高いと評価し、重くみる、ということ。
人は、人からは、重くみられたいと思い願う。
が、その重々しさは、
あくまで外見の評価でしかない。
一部の価値判断でしかない。
またさらに、
こころや、魂のレベルでは、
尊重され、「偉い人」と言われるほど、
特別な能力があるという、
特別意識にもとづく錯覚からの高慢さゆえ、
魂が固く、鉛のように重くなってしまうという。
そうなったら、
それこそ、「浮かばれない」(笑)。
人は、軽く、明るく、
なにものにもとらわれず、のびのびと、
本来の輝ける存在に戻るため、
魂のまわりについた執着の垢を、
削ぎ落とすために「今ここ」にいる。
人を尊重するのはとても大切なこと。
相手の自己重要感を認めること。
だからといって、
自分が人からそうされたいと、
無理に願う必要はない。
自己重要感は、
自分で自分を大切に思うこと。
自分のあるがままを認めること。
ただそれだけ。
おのれの長を 説くことなかれ、(自分の長所を自慢しないこと)
他人の短を 言うなかれ。 (他人の短所を指摘しないこと)
(弘法大師・空海)