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テーマ:本日のお勧め(318891)
カテゴリ:裏話
●こうちゃん さんよりご質問を頂いたので今日はそちらの回答をさせて頂きます。
Q1. 事故体や腐敗したご遺体も湯灌するんですか? A.出来る限りは頑張ります。が状況によります。 事故でも損傷の少ない場合もあります。 ある程度の出血なら処置をする事で湯灌も可能になります。 腐敗については皮膚が触って、ズルッと皮がむけなければ可能です。 ですが、ご遺体の状態が悪すぎて湯灌が出来ない時は 遺体処置 及び 場合により特殊メイク+納棺 もしくは 古式湯灌(ご遺体を清式する事) になります。 ただしご遺体の損傷状態で無理があるとしても ご葬家たっての希望だとか 湯灌→古式湯灌になる事で湯灌料金が減額になるとか マレに発注先である葬儀社の「えーできないの?」という無言の詰問がある場合などは辛くても根性出して湯灌をする事もあります。 臭いがキツかったり、事故損傷により体がグラグラだったり血だらけだったりとかなり大変です。 冷たい事を言っているように思われるかもしれませんが ご遺体に触れるということは、とても危険な行為です。 わずかな可能性であっても”感染症の危険性”を考えなければいけないからです。 また、湯灌をしても病原菌が全て洗い流される訳ではありません。 自分たちの健康はもちろんご遺族の健康も意識する必要があります。 湯灌・納棺・エンバーミングなどの業務に携わる人は皆、自己の技術を通じてご遺族の心のケアができる事を願う職業です。 同時に医療と同様に完璧でもなければ聖職者でもありません。 サラリーマンなのです。 売り上げも気になれば、各個人のモチベーションのアップダウンがあるのも当然です。 ただこの仕事に携わるものは皆、ご遺体の状態やお顔が安らかだったか? ということがお葬儀の中で最も記憶に残る事だということを知っています。 残されたご遺族のその後の人生が”心身ともに健康と安全”でいられること それを念頭において湯灌という技術を行使するかどうか?がベストなのだと思います。 Q2.看護士さんも湯灌するのですか? A.湯灌はしていないですね。 病院で行われるのは 簡単な含み綿等による処置・オムツをあてる・清拭・浴衣または白装束への着せ替え・簡単なお化粧 です。 一通りのことはされていますが、丁寧からはかけ離れています。 また病院でそのような処置をしてもらえるのは、多くは入院患者さんのみのようです。 突然死などで病院に検視で行くご遺体はオムツをあててもらえるくらいのようです。 入院患者さんに看護士の方も当然思い入れはあるでしょうから 「もっとベストを尽くしたい」と考える方もいらっしゃるとは思いますが 亡くなって霊安室に安置されたご遺体をお迎えに行く時は 【サッサとお連れしなければならない】空気が蔓延しているのも事実です。 そう感じるのは私だけ?でしょうか??? 本日は質問回答コーナーになりました。 ご興味ございましたらふるってご応募お待ちしております ![]() ![]() ★こんなワタシでよければ「ポチッ」と願いますm( _ _ )m ↓↓↓↓ ![]()
最終更新日
2009年02月25日 07時01分45秒
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