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今日のご遺体

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2012年02月03日
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カテゴリ:レア話
今年ももう2月。
今年の抱負は昨年の反省を踏まえる事にした。
昨年は私的にも大変だったので、記憶に残る1年であると同時に
今年にかけてのお灸的抱負を頂いている。
お題は「命とお金」に関して。
「意味のあるお金の使い方をしよう」と「今、この瞬間に命を十分に生かそう」だ。



我が家には今2匹猫がいる。
そのうち1匹、オスのグー太郎(1歳8カ月)はかなりヤンチャだ。

夕涼みのグー


ヤンチャすぎてベランダの塀から落ちてしまった・・・


我が家は8階
2階にマンションのエントランスの屋根部分が真下に飛び出していて
実質7階分の高さを落下した;



グーは脱走癖が4回。
逃走防止に両隣りに行かないようベランダの塀を
飛び出してまで100均アミで囲ってある。
「飛び越えたらでイケるかもだニャー!」
と無謀にも思ったのか?
日中、洗濯するのに油断して窓あけっぱなしにしてた。
「なんか静かだ」とフッと窓の方に目をやると
グーが塀から失敗して落ちる瞬間だった。


「ギャーーーーっ」 
て言ってベランダに飛び出し見に行くと
グーは真下のエントランスの屋根に落ち終わった瞬間で
足を引きずりながら隅っこの見えない所に行ってしまった。
「グーが落ちたぁァアー、グーが!グーーがあああぁ!」
と半狂乱の私に対し寝起きの旦那はその瞬間を見ていない為、妙に冷静。
それに腹を立てながら共にスッピンにジャージでグチャグチャの髪に
ダウンをはおり、血マナコで2階に下りて行った。
でもエントランスの屋根は住人が登れるように出来ていない。
そこに行くにはエントランスとつながっている2階の住人のベランダから降りないと
行けない。
2階のフロアを順にまわり、3件目でやっと在宅してたお宅の奥さんに泣きながら
「すみません~モノ落としちゃって~」「てかっ、猫なんです~」
とお許しを貰いお邪魔させてもらった。



今考えるとなんで私がやらされたのか?だけど
2階のお宅のベランダをまたぎエントランスに降りる際
動揺して脚がおぼつかずゴデッと私もエントランスに落ちた。
「キャー大丈夫ですかっ!」
との2階の奥さんのビビり声に愛想笑いも出来ず、半泣きでグーを探すと
2階のベランダとエントランスの屋根の間に50センチほどの隙間があり
一番端のお宅のベランダの下に見た事ないような
挙動不審の眼と半開きの口でグーは固まっていた。
ホフク前進でもぐりこんでつかまえて、2階のベランダ内にいる旦那に猫を渡すと
旦那は私をベランダに引き上げてくれる事もなく、サッサと行ってしまい
私は「後日ご挨拶に来ますっ」と泣きながら退散させてもらった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

不思議なものでこんな時アクシデントは重なるものなのか?
グーをバスタオルでグルグルに巻き、猫かごに入れ半べそ掻きながら
タクシーを待っていると
赤い服を着た太いマルチーズが1匹で歩いている・・・。

『いつタクシー来るか?グーはどうなっちゃうんだ?』

と不安と恐怖でいっぱいなのに意識は犬に・・・。
なぜならば、どう考えても犬の飼い主が見当たらない。
あの赤くて太いマルチーズは迷い犬中だ。
「おいで!」て呼んだらなんかニコニコしながら?赤マルチーズは来た。
既にタクシーに乗り込んだ旦那が
「ナニやってんだ!置いてこいっ!」とブチ切れ絶叫。
でもグーも大事だが、この赤マルもほおっておいたら保健所行き。
「無理っ!置いてけない!!」とヤリあっている時
おそらく同じマンション住人らしい、これまた別の奥さんがいたのを捕まえて

「すみマセん~この犬迷い犬らしぃンんんですけどぅぉ~
ド~しても今行かなくちゃぃケなぃノデ~
後カラ迎ぇに来ルかラ預かっテテ下サぃ~」


と完全メンタル不全でヘロヘロしながらにお願いした。
自分はどこの誰かもテンパりすぎで名乗らないのに
この親切な奥さんは9階の住人だと部屋番号教えてくれた。

無茶なお願いでも弱ってる時って、人様は助けてもらえるモノのようだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


で、グーの結果は・・・・超・奇跡的に助かった。

全治2カ月の骨折のみ。
動物病院の先生曰く、風向きが良かったのか?
落ちた際に浮力が効く事もあるらしく
速度が一定になり、強い衝撃を避けられたのかもしれない、と。
人間で言うと両足の甲の骨が1本ずつ骨折と顎の下すりむけただけで
他外傷がないとの事。
興奮してるためか、肝臓の数値が跳ね上がっており
念のため30日まで入院させることにした。
治療入院費、計7万4千円+交通費+2階の奥さんへの菓子折り代
かかることになった。
そして例の赤いマルチーズ
9階の奥さんが私達が行っちゃった後
30分くらい近所聞き歩いていたら
何か探し歩いている風の親子に出会い飼い主と判明。
無事引き渡してくれたそうだ。
この日、12月24日クリスマスイブで結婚記念日の出来事である。

ぶさいグー


年末に私の父が具合悪いと聞き、正月は私の実家に行くか?
迷っていたが呑気な母も「別に来なくて大丈夫」と言うし
私も「パパより猫の方が可愛いから行かない!」
と言ったからバチ当たったのか?結局散財した。

でもこの出費は我が家にとっては【生き金】になった。

もちろん飼い主として大反省が前提だが
この対価で「気付き」と「思い出」ができたからだ。
猫は大けがしたが、風向きや2階や9階の奥さんがいてくれた
様々な偶然のおかげで
「この程度で済んだのだ」と感謝できた。
今までどれだけ自分がペットに幸せと心の安定をもらい
同時に深く依存しているかがわかってしまった。
重要さと反省と自分の立派とは言えない価値観まで知った事実。
だからこそ、Now&Hereで猫との今を
より大切にできるようになったし
支払った金額より、得た感情は多いと思えたから
「生き金」だと感じるのである。


もし死んでいたり、重症で助からないのなら?
回復の見込みない重症なら安楽死を選んだだろう。
もちろん一生の後悔になったと思う。

でも寝たきりになるのだったら?
すぐには決断できなかっただろう。。

猫がそんな状態で生きながらえる事は現実的には厳しい。
金銭的にも肉体的にも飼い主である自分が困窮する事になる。
だが、その命をつなぐことは
【私の心を殺さないため】にかかるお金になる。

それは本当に正しいのか? 自分のエゴじゃないのか?

動物は自殺なんて観点ないから、どんな状態でも恐らく「生きたい」と思うだろう。

でも寝たきりで動けなくて、思うように生きられない
意思も伝えられない猫の幸せはどこにあるのだろう?
そして猫じゃなくて疲労してきた自分と向き合う事になる。

今してる事は良き事か?と。

・・・正解のない答えを出す事を迫られる。
飼い主には総合的に幸不幸も冷静に判断し決断する責任も荷っている。
だからいつその時が来ても、それ以上に思い出として残せる
「幸せなあの時」をいつでも「いま」沢山残さなければならないし
その為に使う道具がお金なのだと思える。

神様とグー


日常生活で私達はあまりにもなにげなく小さな幸せを買っている。

人はお金を使う時人は少なからず考える。
必ず無意識に損得勘定をするからだ。
お金を通して自分の人生と向き合う為にはそれは必要な思考だ。
人生はそうした小さな選択の積み重ねで出来ている。
人の真価をお金という面から計るなら
私は貯蓄額よりも消費の仕方でわかるものだと思う。
お金は道具だ。
幾ら使ったかではなく、どのように使ったかの方が重要だと思えるからだ。

その内容が豊かな消費であったかどうかを測るのは
それが何年後であったとしても
「良かった」と思えるかどうか。

ただの消費を投資にするにはいつかその内容に
「感謝」を抱ける日が来る事であると思う。


グーとぷり   

嫌がるぷりに寄りかかるグーの図


グーは12月30日に退院し、ゲージからビッコ引きながら脱走して歩き
年明けには嫌がるメスのぷりしらに襲いかかり交尾していた・・・。
(グーが不在の6日間、グーが大嫌いなぷりは極楽そうな顔してたがこの仕打ち)
1ヶ月過ち、ぷりしらは最近食欲が旺盛で乳首がデカくなってきてる気がする。
グーの欲とエゴが生命力を強くしている。
それもまた良かれでもある。

【今日の教訓】  命もお金も意識すべきは・・・
           それが「投資」か「消費」か「浪費」か









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最終更新日  2012年02月03日 16時28分46秒
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