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2014年03月21日
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テーマ:家族(144)
カテゴリ:カテゴリ未分類
 2月7日の夜から降り出した雪は翌朝にはすっかり関東を北国に変えていました。

2月8日:帰省予定当日

「こりゃ飛行機飛ぶのかな…」

寝ないで葬式に行く準備をし、朝一ペットシッターさんと自宅での留守中の打ち合わせ。
雪は一向に止まず旦那が
「えっ!!飛行機欠航っ?」と叫び
ネットやTVを見つつ航空会社に電話しまくりましたが…完全終了


茫然とした頭で
「うちのように葬式でどうしても帰らなきゃいけない他の人もきっといるんだろうな…」
と妄想していました。

とりあえず実家に知らせなければならない。
時間はまもなく正午

洗女「飛行機やっぱり雪で欠航、今日行けないから葬式延期して」

母「えええ?うわぁあぁ~どうしようねぇ」
母は関東では大パニックになっている状態に実感が無い様子。

洗女「なんとかこっちも行ける便探して見るし、列車も乗れるか探すけどでも葬式今日にしたんでしょ?ワタシ聞かされてないよ、だます様な事してヒドイ!」

母「いやぁ、9日の通夜にしようと思ったらお坊さんが骨折してて代わりのお坊さんが8日か10日の通夜じゃないと来れないって言うから仕方がないのさ」

菩提寺の坊さんが骨折って…;
代わりの利かない商売しているのに
随分不注意な坊さんだと少し呆れた。


洗女「ちょっとまって、なんでうちが坊さんに合わせないといけないの?ウチの葬式なんだよ?!」

母「いや~それに長女婿が休み取れないって言ってるし、親戚にももう連絡してこれから来ちゃうから」

洗女「甥っ子達は休みどうなの?オジサン達は?」

母「休み交代したみたいだけど、オジサンたちはみんな定年してるから…。」

洗女「じゃあ、休み取れないって義兄1人の休みのこと?!それに親戚呼ばないで葬式するって言ってたのママなのに何で呼ぶことになったの?!」

母「いやぁ長女が呼んだ方が良いって言うから…モゴモゴモゴ」

洗女「私は実の娘なのに娘婿の休みの都合で葬式出るの我慢させられるの?パパは私のDNAの半分なのに、そのパパにひと目も会えないで終わらせろっていうのかい?!」

母「仕方がないしょっ、ママの葬式の時に来てくれればいいしょ~」

洗女「フザケんなぁーー!!!」


理性がフットンでいる私の背後で旦那と猫が怒り狂う私の姿に怯えている様子が感じられました。

洗女「私はパパに会いたいんだ!
それに私が来なくてイイという事は、実の娘より娘婿を優先させるという事だ!
そういう考えなら私はもう北海道には二度と行かないし金輪際連絡もしない!
そちらからもこの電話を切ったら二度と連絡をしてくるな!!
ママが言う事はそういう事を私にさせるという事だ!!
それでもイイのかぁあああ!!」

母「ううぅ、どうしようぅ、困ったねぇいやぁ困ったぁ;」

私は本当にヒドイ事を言うし、大人げも無いと思う。
でもこんなに怒ったのは、たぶん今まで溜めに溜めたモノが爆発したのだと思う。

----------------------------------------------------
恥ずかしながら、実家の姉2人は仲が悪い。
それはもう最悪と言える状態で
攻撃は主に長女から次女に
時にスコップで足を突いたり、平手打ちされたり…
その2人の関係が少なからず家族を不幸にして来ていた。

私は帰省すると、長女と次女と母それぞれの
「日頃のお互いへのウップン」を投げかけられてきた。


それはまるで転校生や中途入社の新人が古参の生徒や社員から
「この人は自分の味方になるかもしれない」可能性を加味され
妙になれなれしくされる、アレと同様であった。

皆それぞれの立場がある。
皆それぞれの言い分も、それぞれの事実もある。
誰も否定もしたくないし、日頃会えない申し訳なさもある。
誰の味方にも敵にもならないし、無条件に受け入れる
そういう役割の人が家族たちには必要なんじゃないか?

それが三女として私の役目だと思っていた。
姉たち2人の関係は2人で解決する問題。
それくらい私たちはもう年を取り大人になっていたから。

とは言っても八方美人は非常に疲れ、実家から足を遠のかせた。



父は誰にも肩入れする事が無く、いつも平等かつ無関心に家族に接していた。
母はその時、自分に都合が良い、自分の不安を埋めてくれる誰かに寄り添う人で
「条件付きの愛情」が見え隠れする母親だった。

それぞれ嫁いでも、嫁ぎ先より実家との結びつきの方が強い姉達は
今どきの結婚のスタイルなのだろうが仲が悪い。


ある母のその弱さは、私の言葉よりも他者の言葉を信じ
私のそれまでの全てを疑われる言葉を投げかけられた。
それから10年、実家と音信不通にすることにした…。


実は破たんしている我が家で
末っ子の私は何の発言権もなく認められないまま
一人上京し、社会に大人にしてもらった。
社会の常識はまったく知らなかったモノで
厳しく泣く事も多かったが、それは常識が欠如していたが故だった。
そして「人は意外と優しくて丁寧で親切でもある」と
家にいては知る事が無かった事も経験した。


「家族の思想から解放されて本当に良かった」
その後押しをしてくれた父はやはり私に一番大切な物をくれたような気がする。

母の弱さに憤り、姉たちの関係に疲れ
家族に対して誇らしさを感じられないのは
イコール自分自身に誇りを感じられないから。
そしてどこか欠落した部分が自分にあるからだろう。

音信不通の行動は誰一人理解されずとも
意固地を貫き、尚更孤独と業に苦しめられた。
だが何が自分をそうしたのか?
どうして母をそこまで許せないのか?
ある日見た夢が教えてくれた。

「どうして、私の言う事信じてくれないの!?」

そう何かに泣き叫ぶ夢を見て、ハッとして目を覚ました。
母や家族と距離を取りたかったのはその悲しみからだった。
私は母というアイデンティティに否定された気がして
自分を呪っていたのだと思った。


私にとって結婚は「家族を持てる」という喜びだった。
何も知らない義父母を落胆させたくないが為、実家とは連絡を取る様になった。
なぜか、母は私が音信不通になった理由は「父が悪い」としており
父を傷つけていたかもしれない事に怒りを通り越し、母の身勝手さに諦めを感じた。


父と2人きりの夜中に
「パパは何も悪くないし、東京に行かせてくれた事は感謝している」
すでに耳が聞こえなくなっていたのでチラシの裏にそう書いて
誰にも見られない様に破り捨てた。


自分語りになってしまったが、ワタシと己が家の恥の歴史を
独り言の様に告白する事は戒めであり禊でもある。
自己正当化するつもりはない、親不幸で器も小さい。
だが、私はそうやって親や家族に失望し
「自分より大きな存在」と思っていたモノが
「本当はそうでもない」と知る通過儀礼を通し大人になってしまった。

人は自信の無さや恐怖心は、家族間でも溝を生みだす。
納棺師の仕事を通じ、多くの家族の関係を見て
「幸せとは家庭円満で過ごす事」と強く感じるのは、なかなか会えないとしても
誰かとの絆があると信じられる事は死を超越しても
その後の家族の生きる力に繋がるのだと感じ取れたからだ

それは宗教に関係はない。
人が人らしく生きて、親は子供に根拠は無くとも自信を持てるよう育てる事。
単に家族の日々の営み、それで養う事ができるのだと思う。
今、自分は幸福な状態だと思えたら
きっと人は自然に色んなものに目が行き感謝できるようになるのだと思う。


父は生きる気力を失ってしまった。
父は寂しいとか弱音は言ってくれなかった。
父と私たち家族の関係の希薄さは反省でもあり、ショックでもある。
人は一人では生きられないの意味は、心の結びつきの有無の事に他ならない。
円満な家族を持たない私は大きな事は言えない。
円満じゃないからこのような展開なのだろう。
寂しいとシミジミと思う。

TVで「葬儀の場では必ず誰か1人ブチ壊す人がいます」と言っていた。
まさか自分がその1人になると思わなかったが
私は休火山で親の死に触発され爆発した。

円満な家庭を作るためのごまかしを自分に作ってはいけない
妥協できないなら我慢はしなくていいと思う。
小さなわだかまりは疑心暗鬼を生む
家族に嫌われることを恐れず、自分の意見は言って向き合った方が良い
今はそうしなければならない、と思った。

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母「じゃあ、葬儀屋さんも『告別式は別の日にしても良い』みたいな事言ってくれていたから聞いてみるかい?」
母はまた私が良くも悪くも有言実行なので
再び音信不通になることを恐れたのだろう。

再び母から連絡が来て
母「通夜は今晩やるけど、告別式は11日にすることになった」と段取りを整えた。
今回の葬儀で母自身の自己判断で行動したのは死亡診断書と告別式の変更だけだ。

うちでも飛行機は10日まで飛ばない状況が分かり、昼の便をやっと抑えることができた。

母「これでイイしょ?日付も変えたんだからこっちきたら長女に謝りなさいよっ!」

洗女「はあああぁ?なんでこっちが謝るんだー!!謝るのはソッチだろーが!!」

背後で日頃、長女にやられている次女のゲラゲラ笑う声が聞こえた。

母「ああぁ、なんでこんなキカナイ子になっちゃったんだろう…」
母のため息が聞こえたが、私は長女にもし何かされても戦う気は失せていなく
『メリケンサックと安全靴用意してやろうかっ』くらいに思っていた。


2月9日日曜日

昨夜の通夜の様子は誰からも伝えられないが、自宅で行ったのだろう。
納棺は家族で入れたそうだから、明日の10日に納棺されたままでもパパはメイクする事ができる。

そこへ長女からメールが来た。
「友人から聞いたのだが銀行口座を閉じるので法定相続人の印鑑と印鑑証明、住民票を持ってきて下さい」

・・・・。
父が死んでまだ2日である。
財産なんか何もなく、父名義の家があるだけだ。
10日(月)出発予定の朝一に寝雪が残るのに市役所に寄れる余裕などない。
「なんで早々に片づけたがるんだろう…」
長女とはインターバルを置いていたのに、またメラメラと怒りの残り火が燃えあがってきた。


続く







最終更新日  2014年03月22日 02時52分12秒



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