2009年02月03日

●見切り千両

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先日、昔の同僚と何年かぶりに会ってみた。

お互い元いた職場から離れそれぞれに今の仕事を続けている。
彼女がご遺体に関わる仕事を始めたのは、私が勤めていた会社に入社してから。
よくある社内のドロドロした事情に嫌気が差し、他のご遺体系の会社に転職して行った。
ところがその後も転職を繰り返し5年弱の間で4社目。
その結果、各社のスキルを身につけていて今はプロフェッショナルとなっていた。


「こないだ土手で亡くなってた故人様はカラスに鼻や耳突かれて無くなってて鼻作るの大変だった」とか。
「おなかに溜まった腹水はうちの会社は注射器で抜くよ」とか。

また最近、中国式エンバーミングラーメンを導入する業者も参上。
そこにもいた彼女はあまり良い感想は持っていなかった。
ざっくりどういうものかというと・・・
「へそから長い注射針を心臓に向かって刺して血液や体液を抜いて鼻と口とのどに腐敗防止の薬剤をかけるのよ。でも不慣れな人はうまく心臓に針が刺さらないから心臓探す時に内臓グチャグチャだよ。あれでは普通のエンバーミングの方がいいよ」とのこと。


一緒にいた当時は出来なかった事、やらなかった技術を身につけた彼女は今やエースグッドとして活躍しているのが伺われた。
とにかく「仕事ができない!」と吊るしどくろ上げられていた当時と打って変わってバリバリになった彼女の成長を元の会社の人達に見せてやりたいと頭をかすめた。


そんな彼女も「会社の後輩がさぁー何回言ってもできないんだよねー」と嘆くようにもなっていた。
当時は彼女もそう言われて散々な目にあっていた。
私は客観的に「覚えるのはスローでも一度覚えたら忘れない人」と彼女を長い目で見るつもりだったが彼女の方が会社に見切りをつけるのが早かった。

「ダメなものはダメ」と。

今となっては彼女の判断は正しかった。
そうでなければ今の彼女は存在しない。

まさに、ことわざの「見切り千両」という言葉がぴったりの人だったということだ。

つまりダメそうなものに対して素早く見切りをつける事が後に大正解だった!という場合も世の中多いのだ。
素早い決断ができる人というのは、常に自分の生き方に正直な人なのだろう。
そして私は彼女のエライ所は
「未来を気に病まない」「石橋は叩かない」所だと気づいた。
このご時世、上司が気に食わなくてホイホイ会社を辞める人間は少ないだろうが
せっかく辞めるなら「正解な退職」にしたいものである。

そんな彼女の最近の仕事の悩みのひとつが「通勤時間が長い」である。
会社の雰囲気も給料も以前より良くなったが1時間の通勤がキツイらしい。
2時間弱かけて通勤している私には半信半疑なのだが彼女が
また見切って新天地を求めるのか?今後を見届けたいものである。


【 今日の教訓 】 

          「諦める事」は「始める事」


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最終更新日  2009年02月04日 01時22分12秒