ブリジットみたいな日記

2021/09/12(日)13:17

安心安全な場所

戦争や紛争が起こっている国と比べると、日本は平和で安心できる国だとは思う。 そんな平和な国と言われる日本にいても、なんだか落ち着かなくて、心理的に安心できる場所を求めてしまうのは平和ボケ?幸せボケ?って言われるかもしれないけど。 子どもの頃から心落ち着かせられる場所や時間がほとんどなかったように思う。 幼稚園のときに実家を建て替えたとき、どんなお部屋がほしい?と聞かれて真っ先に答えたのが、「梯子付きの屋根裏部屋」だった。 どうしてもプライバシー守られていそうな?自分の隠れ家が欲しかった。 で、父は梯子でのぼる広めの屋根裏部屋を作ってくれた。 厳しい家だったから、よく屋根裏部屋に重たい机やいろんなグッズを持ち込んで一人時間を楽しもうとしたものだ。実際はプライバシー守られたわけじゃなかったけど。笑 いつも顔色をみて、相手の心を読んであわせる生活をしていて、 自分の意見が言えない(言って怒られるのが怖ったのと、なにより自分の発言で不快な思いをさせたくなかった)人になってしまって、20歳頃の夏休みだったかな、ヨーロッパに親の反対を押し切って強行突破して海外へ出た。 前半はイタリアの学校に入って勉強をして、後半はイタリア、オーストリア、ドイツへ行った。ちょうど9.11が起こったときはハイデルベルクにいたんだっけな。 ヒヤッとする経験もしたけど、あの時の解放感に味をしめてしまった気もする。笑 ま、そんな感じで、家族の意見と違うことは受け入れてもらいづらい環境だったから(本当はイタリア留学予定だったのを前倒しして)、手の届かない場所ということでアメリカへ逃亡しちゃったんだけど。笑 おかげで、私は少しずつ、自分と会話できるようになってきたとおもう。もうこんな歳になっちゃったけど。 今でも実家に帰ると、とある家族の理不尽な発言や、何しても何を意見しても、心配からなのか相変わらず何か言われる状態でストレスを感じる。笑 そういえば、何も言わなくても、何か言われる。笑 何か思っていることを口いっぱいに言いたいんだろうな。生きている間に。 というわけで、ここ数日間、ずっと朝から夕飯の時間まで近所のカフェで仕事してる。(それに対しても、小言を言われるけど。笑) 週末もほとんど人がいないし、集中もできるし、アメリカンな感じもいい。 ここが帰省時の安心安全な場所、というわけである。(もちろん、実家にも少なからずそういう安全に感じる点もある。特に帰省初日はいつも、歓迎ムードがあるから居心地がいいんだけど。笑) もう両親も高齢だし(父は70後半)、以前よりも小言も物忘れも増えてきて、私も少しは大人になったはずだから、一瞬嫌な気がしてもすぐに消える。 以前よりは処理能力も上がっているのか、図太くなったのかはわからないけど。 今はひとりだから動きやすいけど、もしも奇跡がおきて?家族ができたりなんかしたら、 居心地よく感じてもらえる空間をつくれるようにしたい。

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