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テーマ:出版奮闘記 (14)
カテゴリ:出版秘話
台風が気になりますね。みなさん、夏バテは大丈夫ですか?
今日は再び娘のサキと2人で母が入院している浜松へ行ってきました。この一週間でもう3往復です。今日の一番の目的は「母の本の表紙を見せるため」でした。11月に発売予定の母の書いた本、その表紙がついに完成したのです!一日でも早く見せて元気づけてあげたかったのです。 母は透析のあとで疲れていましたが、表紙を見ると瞳を輝かせて嬉しそうな表情を見せてくれました。 広島県呉市の商店街にある乾物屋の末娘として生まれた母。その商店街はとても栄えていて、夕方の買い物時になると人がごった返し、なかなか前へ進めない、まるで「とうせんぼ」のようだ、というところから、いつしか「とうせんば」と呼ばれるようになったそうです。今から60年前の空襲ですべて焼き尽くされ、「幻の町」となってしまったその町での懐かしい思い出を、母は入院先のベッドの上で書きました。 一口に「本を出す」と言っても、さまざまですね。出版形態、費用などピンからキリまで、、、。私も母も「共同出版」という形ですから、正直費用もかかりました。それでも生きている間に本を作ることができ、自分の生きた証を一冊の本という形で残すことができるということは、本当に運が良く、幸せなことだと感謝しています。 この本の最後に、私は「編集」した人間として、「編集後記」を書かせてもらっています。母と一緒に何かを作る日が来るなんて、これまで一度も想像したことすらありませんでした。そのことも手伝って、私はこの本が完成する日を心待ちにしています。 いつもここへ遊びに来てくださっているみなさんに、今日はこの表紙の帯のコメントを先取りで読んでいただきたいと思います♪ちなみに表紙は、母のこの頃の写真(3~4歳時)の屈託のない笑顔が大きなアップになっています。(たまたま田舎にいた親戚の家に残っていた数枚しか残っていない写真のうちの一枚でした) ●「とうせんばと私(広島・呉 幻の商店街)」 杉山津矢子(文芸社) あの町が消えるまでの活気に満ちた日々 津矢ちゃんが大好きだった「とうせんば」のにぎわい、懐かしいあの風景が今、蘇る! *大切に伝えたい、すべての人の中に息づく 「一庶民の心の歴史」 (帯の裏) 「とうせんば」は、空襲で焼けてしまった、いわば「幻の町」である。 作品は記憶をもとに書かれているはずなのだが、あまりにもその記憶が詳細で、なにより「みずみずしい」のだ。 そこに生きる人々の温もりやたくましさが目に浮かんだ。それは私にとって、少女「津矢ちゃん」としての母との新たな出会いでもあった。 (編集後記より) ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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