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テーマ:ホームステイ交流(38)
カテゴリ:ヒッポ
娘のサキ(小5)がロシアで2週間のホームステイを終え、帰国してから早や3週間。帰って来た時には報告のほとんどが不満や愚痴だらけで、「大変だった!もう二度とどこへもホームステイには行かない!」とまで言い放った娘でしたが、2週間経ったある日、突然「リザにもう一度会いたい」と言ったのです。
リザというのはホームステイ先の小6の少女です。リザとは2年前に我が家にホームステイに来てくれたことがきっかけで出会い、2年経った今年の夏、日本語を勉強していた彼女は、たくさん日本語で話してくれたそうです。でもホームシックで泣いているサキのそばに来て「サキ、ナキマセン」、「お腹が痛い」と言うと「イタクアリマセン」、「疲れた」と言うと「ツカレマセン」・・・こんな日本語ばかりで「ムカついた」というのが正直な感想だったとか(^^; そんなリザに「もう一度会いたい」なんて一体??? 「どうしたの、急に?」と私が尋ねると、 「電車の中でばったりリザに会ったところで夢が終わったの。だからね、もう一度会ってみたいの♪」 そう?夢で? そしてそれからまた一週間が過ぎた先日のこと。 「あのねママ、サキ、ロシアでいっぱい“失敗した”って思うの」 「え?失敗?どうしてそう思うの?」 「サキはね、リザが日本に来たとき、一万円札をたくさん持って来ていたから、リザの家はお金持ちだと思っていたの。でも、行ってみるとアパートみたいな家で、リビングが一つだけ。そこに4人家族が暮らしていたんだよ。最初の一週間はマーマチカもいなかったし、サキは最初にガッカリしちゃったんだよね。だから、ちゃんと頑張って来れなかったような気がするの。 だってね、たとえば朝ごはんのチーズをサキは毎日勧められても最後まで“ニェット”ばかり言って、最後まで食べてこなかった。今思うと、 “せっかく勧めてくれたんだから、チーズはあまり好きじゃないけど、一口くらい挑戦してくれば良かったかな?”とか、リザの日本語も“ムカついた”とか言ってたけど、本当はみんながロシア語だったから、リザが日本語で話してくれたときにほっとしたんだ。リザはきっとサキのために頑張って日本語を使ってくれたんだと思う。パーパチカも、英語にしてみたり、絵まで描いて説明してくれたし、お姉ちゃんは会う時はいつもニコニコ優しく笑ってくれた。マーマチカは日本語がわからなかったから、サキにわかるロシア語でゆっくり話したり、リザに日本語に訳してもらったりして、、、みんながサキのために一生懸命になってくれていたんだよね。それなのに、サキはあんまり頑張れなかったと思う。 だから、“失敗”だらけだったんだよね。 うちは普通のマンションで広くはない、と思っていたから、リザがうちに来て、「大きい」って喜んでいたのが不思議だったけど、リザの家に行ってみて初めてわかった。それから、家の大きさが問題じゃない、ってことも。 もしもリザにもう一度会えたら、今度はサキもロシア語をいっぱい話してリザをほっとさせてあげたいんだ。今度ロシアに行く時は、別の家にホームステイをしてみたい。もっとたくさんのロシアの人に出会ってみたいから♪ 中学生になったら、やっぱりアメリカにホームステイに行こうかな?って思う。今回ロシアで失敗したことを、今度のアメリカではちゃんと挑戦してきたいんだ。」 (*ヒッポでは、小5から韓国、台湾、ロシアで2週間、中1からアメリカ、カナダ、メキシコで1ヵ月のホームステイプログラムがあります) ・・・娘が「失敗から学ぶ」ということを自分自身で見つけたことに、私は正直ビックリしました。 帰国してから時間が経ち、少し気持ちが落ち着いてきたとき、娘の心の中にくっきりと見えてきたのは、自分のその時々の感情ではなく、 ロシアで出会った人々が、本気で自分に向かってくれていた、 ということだったようです。 ロシアのみなさんに、改めて「スパシーバ(ありがとう)!!!」と言いたい気持ちです☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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