ひなたまさみとひなたぼっこ

2006/11/09(木)08:25

卒業文集

サキのあゆみ(174)

みなさん、おはようございます 忙しいですっ いつも来てくださり、ありがとうございます 来週まで、なかなかみなさんのところへお邪魔したりできないと思いますが、なるべく更新はしたいと思っていますので、よろしくお願いします。 さて、今日はまず、これを見ていただきましょう。 「キリンさん」 続いて「雪だるま」 買ってから数日後、茶色い斑点ができたバナナは、キリンになっちゃいました。 サキが大好きなタイガー&乙姫さんの愛情たっぷり、美味しい勇気みかんも、いただく前にまずは雪だるま。 制作者は… 小6の娘、サキです(笑)。 「食べ物で遊んじゃいけません」 「6年生にもなって…」 という声も聞こえてきそうですが、どちらもこのあと美味しくいただきました サキは今でもこんなことが楽しくて仕方ない女の子です♪ トップの写真もイラストに替わりましたが、これもサキがパソコンで描いた家族の似顔絵?です。 先日、サキの小学校の担任K先生から連絡がありました。 「卒業文集」についてのお話でした。 (卒業文集…そっかぁ~、6年生だもんね) 私は、早速サキの分の原稿用紙をもらいに学校へ行きました。 (サキは書けるのかな?) 不安になった私は、先生に相談してみることに。 「あの~、卒業文集というのは、小学校での思い出などを書くんですよね?」 学校へ通えなくなり、適応指導教室へ行き始めて1年。 不登校児のサキにとって、小学校というのは決して楽しい思い出ばかりの場所とは思えませんでした。 「いいえ、無理して思い出をほじくり出すようなことをしなくてもいいですよ。 例えばサキちゃんだったら、得意の創作童話なんかでもいいでしょう」 「えっ!?そうですか? 童話でもいいんですか? あ~、よかった♪ それなら娘も気が楽だと思います」 ホッとした私は、家に帰ってサキにそれを伝えました。 「良かったね、サキ。 童話を創って書いていいなら、書けるよね?」 ところがサキは、 「イヤだ」 と、答えたのです。 「イヤっていうのは、卒業文集に自分のものが載るのがイヤなの?」 「そうじゃなくて… サキはサキで書きたいことがあるの!」 「えっ!? 書きたいこと?」 私は驚きました。 (卒業式に出るのも、学校へ行くのも嫌がっているサキが、一体どんなことを書くつもりなのだろう?) 「そうなんだ。どんなことを書きたいの?」 私が尋ねると、 「あのね、サキは “どうしてサキが学校へ行けなくなったのか?” を書きたいの」 (うそっ!?まさかそんなことを…?) 「どうして決まった時間にたくさんの生徒が同じ教室で、 わかってもわからなくても一人の先生の授業を同じように受けなくちゃいけないのか、 どうして何回漢字の練習をしても覚えられないのか、 運動会でかけっこやリレーで1位を目指すことにどんな意味があるのか、 どうしてわざわざみんなが見ているところで競争しなくちゃいけないのか、 たくさんのことが気になって、 それがサキにはとっても苦しくなって、学校が怖くなって… それで学校へ行けなくなっちゃった。 でもね、 サキは学校へは行かなかったけど、 クラスのお友だちのことも、担任の先生のことも、校長先生のことも、 大好きだったよ っていうことを、ちゃんと書いておきたいの」 「・・・・・・・ そっかぁ~。 それを書きたかったんだ…」 思わず、胸がいっぱいになる私。 まいったなぁ~。 サキはいつでも胸を張って生きているんだなぁ~。 いつでも親の私の方が、よっぽど往生際が悪いなぁ~。 卒業文集なんて後に残るものだし、 なるべく学校のことには触れないように、童話ですむなら童話でも書いて… なんて思っていたのに、 サキはど真ん中を生きているんだなぁ~。 …親が思う以上に、子どもたちはたくましく成長しているんですね。私もしっかりしなくっちゃ♪ ひなたまさみ

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