623013 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ひねもす庵

ボスポラス海峡クルーズ

この日は、ヨーロッパ側にある新市街を散策してから、ボスポラス海峡クルーズに出かけることにしました。

まずは、ドルマバフチェ宮殿方面に行くためのバスに乗りたい。
バスは路線が複雑で、チケット購入に苦戦していたら、新聞売りの兄さんが教えてくれました。
やっと希望のバスをつかまえますが、車内放送はないので降りるところがよく分からない。
途方にくれていたら、隣にいたロンゲの兄さんが、英語は話せないけれど、
といいつつ身振り手振りで教えてくれました。

みなさん日本人旅行者に親切です。
お互い英語が母国語ではないので、まったくのブロークン(単語を並べただけともいう)だけれども、
意思疎通しようという共通認識があればなんとかなるみたい。

トルコ語も発音がほぼローマ字読みなので分かりやすい。
それこそあいさつを3つくらいしか覚えなかったんですが、
向こうは日本人とみれば日本語で「こんにちは」と話しかけてくるし、
こちらもつたないトルコ語で笑って話しかければ向こうも笑顔で応えてくれました。

若干「アニョハセヨ~」とか言って韓国人と間違われましたけれども。
韓国人と結婚したい、とか話しかけてくる人もいて、
日本人だ、と答えるとそれでもいい、なんていいかげんな返答もありました。
客引きやコネ作り目当ての人もいるので、もちろんそれは要注意です。


<ドルマバフチェ宮殿>

1843年着工のオスマン朝トルコ最後の居城。
大理石をふんだんに使ったバロック様式とオスマン様式の折衷させた宮殿です。
ボスポラス海峡に面していて、海上の船からもよく見えました。


開門を待つ



衛兵6人が行進してきて来て、1人が残り微動だにせず門前に立つ
新人なのか、先輩に衣服を直されていた



イタリアからの修学旅行のこどもたちも来てる



宮殿内は、どの部屋も豪奢なシャンデリアがまばゆい



儀礼の間



ボスポラス海峡を臨む大理石風呂
庶民のわたしはきっと落ち着いて入れない


ハレムは、入口が意外と地味なのですが、中はやはり豪華絢爛でした。
ドアノブが、そろいのピンクの陶製でかわいらしい。


<ベシクタシュ>

宮殿をあとにして、ボスポラス海峡を行く定期船に乗りに、近くの港に向かいました。
しかし、そこでは江利チエミの歌にもあるアジア側の「ウスキュダラ」行きしか出ていなくて、
もう数100m先まで海沿いに行った港まで進みました。

時刻を確認すると、乗ろうと思っていた船は欠航らしい。
次の船まで時間があるので、ベシクタシュの街を散策することにしました。


果物市場
トルコの果物はみなおいしいけれど、キロ単位の販売なので買えなかった


ここでは旅行者はあまりみかけませんでした。
7-11なんかがある普通の街で、本屋やスーパーに寄ってみました。
どこの街でも、市場、本屋、スーパーには入ってみることにしています。
スーパーは販売単位が大きく、菓子類はものすごく甘そうでした。
本はビニールがかかっていて、トルコ語のハードカバーが多いように見えました。

街の食堂では、ランチを食べている人が結構いました。・・・ラマザンは?
水だけ注文している女性もいましたけど。
カウンターで、おいしそうなひよこ豆の煮込みなどを指差しで注文すると、
皮はパリパリ中身はもっちりしたトルコパンがついてきました。


<ボスポラス海峡クルーズ>

港に戻ると、ウスキュダラ行きを待っている通勤客らしき人がたくさんいました。
その船が寄港した後、エミノニュを出港してきたクルーズ船が寄港しました。
乗り込む際は、ウスキュダラ行きに一回乗って、その向こうのクルーズ船まで抜けるという、
因幡の白兎方式だったのでちょっと驚きでした。

あいにく霞がかかっていましたが、船は快調にボスポラス海峡を進みました。
マルマラ海から黒海まで、ヨーロッパとアジアの間を約1時間半かけて北上します。
チャイをゆっくり飲みながら海風と景色を楽しみます。


左がヨーロッパ、右がアジア



第2ボスポラス大橋の下をくぐる



街並みは西洋のようだけれどモスクが見える


終点アナドル・カバァヴ港に近づくと、山の上のほうに城壁が見えました。
そこまで上ってみることにしました。


遠く城壁が


まずは、港で名物サバサンドとムール貝の串揚げを入手。
兄さんは、注文を受けると、生のサバを鉄板でジューッと焼き、
フランスパン状のパンを割ってキャベツ、タマネギ、トマト、と共にはさみます。
それに塩とレモンをたっぷりふりかけました。


サバサンドとムール貝の串揚げ


そしてピクニック気分で城壁を目指すのですが、港に上陸してしまうと城壁が見えない。
野生のカンで、アタリをつけて山を登っていきました。

途中、木によじ登っているおじさん2人に手招きされました。
近づいてみると、いちじくの実をもいでくれました。
道を尋ねると、車で送ってくれるという。
この道以外にどうやら自動車道が通っているようなのですが、
そのまま歩いて進むことにしました。

途中からは道なき道となり、手に持ったサバサンドをついついかじって半分くらいになりつつ、ようやく到着しました。


城壁に到着
中に城跡もあった
十字架が見える



かすむ黒海


サバサンドは生臭さもなくおいしい。
ムール貝は、ビールもってこ~い、というような濃い味。
いちじくは皮を剥くと白くて、あま~くおいしゅうございました。

ふとみると、足元にサバトラの猫がいて、サバサンドを狙っています。
足に飛びつく奴をかわしつつ、ちょこっと分けてやりました。
すると、帰り際、ずーっとずーっと追いかけてきました。
ゴロゴロとのどを鳴らしてかわいいコでした。

帰りの船は、夕陽クルーズとなりました。


みるみる夕陽が落ちる
トルコでは毎日きれいな朝焼け夕焼けだった


旧市街エミノニュ港に着く頃には、すっかり暗くなって、夜景がきれいになっていました。
そのまま香辛料のエジプシャン・バザールへ足を伸ばしました。
せまい市場通りを車が突っ走っていきます。
日没なので店じまいを急いでいるようです。


手前が干果、奥がチーズ
チーズは、多彩な種類があってどれもしょっぱかった



スパイス屋
ぶら下がっているのはみんな唐辛子


それから、新市街までガラタ橋を渡って夜のお散歩です。
月が海を照らし、海上には灯りを灯した船が浮かんでいます。
ガラタ橋の上では、男性たちがズラーっと並んで釣りに興じていました。
橋の中も通れるようになっていて、レストランが軒を並べています。
ここでは、テラス席に腰掛けた恋人たちが、海を眺めながら楽しそうに語らっていました。
とてもロマンティックな光景でした。


ガラタ橋の上から月を見る




Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.