アホDNA
さてもさても。うちの母親は、娘のわたしが言うのもなんだけど、「すべらない話」のネタになる逸話の持ち主。これ、他人だとおいしいなあ~位の話だけど、千原Jr.さんと同じく、それが身内となるとかなり残念な話になる。その残念な話の1つに、「食べ物の話」がある。母にはいくつかの苦手な食べ物がある。例えば、“羊羹”。小さな頃は好物であったらしいのだけど、好物ゆえに小遣いをためてまとめ買いをし、一人で山ほど食べて気持ち悪くなり、それ以来苦手な食べ物になったのだという。これのどこが残念な話かというと、これと同じ失敗をした食べ物がこのあとにまだ続くということ。プリン、かまぼこ、ネクター、餡ドーナツ、、、わたしが覚えているだけでもこれだけある。なぜ覚えているかというと、この中のいくつかはわたしのちょっと苦手なものと重なっているから。なぜ重なっているかというと、母がハマリ食いしていた時にいっしょに山ほど食べさせられたからだ。けど、DNAというのは恐ろしい。特に、アホDNAの仕事っぷりときたら。わたしは、銀杏が好きだ。茶碗蒸しや、がんもどきに入っている一粒二粒が愛おしいくらいに好きだ。やっぱり、一度は山ほど食べたいなあ!と思うわけで。(↑この辺がアホDNAの仕事っぷり)で、昨日、「今日は久しぶりにお酒の日~」と浮かれながら買い物に出かけたら、店頭に、銀杏、堅い殻付き一袋130円。買った。剥いた。(ネット見て)剥いた。(堅い殻よりも中の薄皮のが大変)剥いた。(剥けないので、もう飲みながら)剥いた。(子どもたちはとっくに食べ終わって、哀れみの目で見るし)剥いた。(相方に、料理人の友だちに電話しろっ!と指令出す)どうにか剥けたので、塩ふってもいっちょ炒る。(相方に「今これグワッとオレが一口で食ったらどうする~?」という 笑えないジョークを飛ばされる。 間違いなく殴るに決まってるだろが。)チューハイ2本目でようやく、塩炒り銀杏が出来上がって。飲んではつまみ、つまんでは飲んで……そんな沢山はいらんな、これ。つーか、剥いてるあいだのくっさい臭いで、なんつーかもう。そういや、このブログのトップにもお買い物履歴として残ってるんだけど、今年の年初にカニを山ほど食べてみたい!ってんで、カニ買ったんだよな。で、「もうカニいらね」って気持ち悪くなったんだった。今思い出した。1年に2回くらい失敗する。(それも前回のこと忘れて)これもDNAの仕業か。・・・なんつーか。DNAの仕業じゃあ、仕方ないよね。 うん。どっとはらい~