♪こども英会話♪の裏庭

2011/02/25(金)02:58

実況!アラフォー出産24時!!vol.3

マイベビーの誕生(6)

12月7日、午前0時頃。 ついに日付が変わったのかと思いつつ、陣痛室の目の前にあるトイレへ。 結構頻繁に尿意はありました。 陣痛室から徒歩5歩くらいのトイレ。 そこにたどりつくまで、だいたい3回くらいは手すりやドアの取っ手にしがみついて陣痛に耐えている状態。おさまったら歩く。きたらどこかにつかまって耐える。この繰り返し。 相変わらずゆっくり息を吐くことだけ考えて、陣痛に耐えていました。 トイレで生理の二日目くらいの出血があったので、助産師さんに言っておこうと思って出ると、助産師さんはお隣の産婦さんの肩をかついで(もう一方はご主人がかついでいた)、彼女をトイレまで歩かせようとしていました。 ご主人やお母様が私がその辺につかまりながら立ち止まっては数歩歩き・・・というのを繰り返しているのをジ~っと見ていて・・・なんか、見世物になってる?と思ったくらい。 だって結んでいた髪もいつの間にかほどけていて、トイレで鏡を見た時には貞子かと思ったくらいだったし・・・化粧してないし・・・汗だくだし・・・陣痛来るとしかめっ面にはなるし。 無様なんだろうなあ、と思いながら、でもそんなこともどうでもいい、とも思い。 助産師さんのお隣さんのお世話が大変そうだったので、廊下で「大丈夫」と声を掛けられたけれど、「トイレで出血がこのくらいありました。けど、そちらが終わられてからで大丈夫ですから。」と説明して自分の陣痛室に戻りました。 とはいえその間も2歩歩いては立ち止まり、を繰り返していたので「どうしたの!」と声をかけてくれる助産師さんに、「陣痛去るのを待っているだけなので、大丈夫です~。」と何度も言うのが面倒でした・・・。 お隣が空室なら良かったんでしょうけど、そんな状態だから助産師さんにしてみれば、チョコチョコ私の様子を振り向いて見ると、そのたびに背をむけて何かにつかまって黙っている・・・ので、吐きそうなのか、なにか変ったことがあったのか、と確認してくれていたのでしょうけれどね。 で、すぐに診察にきてくれました。 出血したのは子宮口が開いたからだろう、と。 が・・・まだ3.5センチくらい・・・。 え~、なにすれば子宮口って開くんですか~って聞いてみました。 こればっかりは体質とかもあるからなんとも言えないそうな。 「病院の廊下を歩いたりする人もいるけどねえ、だからって進むかどうかは人によるのよね」だそうな。 後日なかなか子宮口が開かず入院から出産まで3日かかった私の姉と話していたところ、筋肉が周囲にある人は子宮口が開きにくかったりするんだそうで。 スポーツ選手なんかがこのパターンになったりするそうです。ホントかな? 私は・・・妊娠してからスポーツってしてないけど・・・妊娠前はwiiフィットで筋トレとかは毎日やってたな・・・そのせい? とにかく子宮口の開きの割に陣痛は強くきているそうで(またNSTつけてます)、この調子で順調に陣痛を逃すように言われました。 確かに痛みはどんどん強くなってきて、間隔も近くなってきているような。 2~3分間隔くらいとのこと。 助産師さんが背中や腰をさすってくれる。 「そう上手上手。いいわよ~。お母さんにも余分なお肉もついていないし、赤ちゃんが出てくるのにツライ条件はなにもないわよ。」とはげましてくれる。 この時点で私の体重は約7キロ増だったので、そのことを言われました。 高齢初産ということは自分でわかっていたので、妊娠期間をとおして体重管理と塩分を控えたり、は常に気にしていました。 やっぱり体重が増えすぎるとお母さんにも赤ちゃんに負担がかかるんですね。 午前2時頃、気を紛らわせたかったのもあり再びトイレへ。 立ち止まる回数が増えていました。 痛みは頼もしく強くなってきていて、「よっしゃ~」と気合も入る・・・けど、やっぱりそれまで声を出さないようにしていたのが、「ウッ」とか「クッ」くらいは声が漏れてしまうようになってきました。 助産師さんは、「声を出さないで。隣の人に惑わされないで。このままいけば、あなたのほうがずっと早く産めるわよ。」と、隣の人のナースコールを無視しながらさすってくれる。 「ご主人に電話しましょうか、話せないでしょ」と言ってくれたけれど、「自分でします~、大丈夫です~」と言って、時計を見ながら電話するのをもう少し待とうかな、と悩んでは陣痛に耐える私。 午前3時頃 ダンナに電話。陣痛の合間を縫って電話。 寝ていたけれど、「支度して行く」とだけ聞いて、また次の陣痛が来たので「来たから!じゃあね!」と電話を切ってしまいました。 あとからメールでやり取りしたので、二度寝はしてないだろうな、と確認できました。 自宅から病院までは、深夜の車なら5分で着く距離。 が・・・4時になっても来ない・・・ 助産師さんに「ご主人寝ちゃったまだ来ないの」と何度も言われ・・・いいかげん私も何やってるんだと気になり始め・・・たその頃、「今から出ます」とメール。 そしてダンナ登場。 この男・・・何故スーツを着てネクタイしめているのだ・・・ いい加減ここまででダンナの遅さにイライラしていたので、なにやってたのと聞くと、 「だって支度あるじゃん。支度して行くって言ったじゃん。」 て。 支度って何のしたくなのかと思いきや、その日仕事に行くかもしれないから、ギリギリまで病院にいれるように、いつでも仕事に向かえるように、ちゃんとシャワーあびてスーツ着てきた・・・とのこと。 なんだ、それ 頭にくるものの、今更どうでもよく、後から追及してやると心に誓い、とにかく陣痛に耐え続ける。 「今日生まれるのかな。明日だったらパールハーバーだったのにな。」って・・・。 12月8日は日本軍の真珠湾攻撃の日。 リメンバー・パールハーバー。 ・・・本当にこの男は・・・ こんなことを言ってるのはダンナが日本史専攻の教員だから? 全く、そんなことどうでもいい。 だいたい誕生日くらい本人に決めさせてやったっていいじゃないか。 立ち会いをするにあたって、病院に向かいながらダンナに説明していたことがありました。 1.くだらない冗談を言わないこと 2.分娩中、私は「手負いの虎」になるので、私の言うこと、することは絶対で、否定は許さない。 以上 ・・・パールハーバー以外は、まあ守ってたかな。 助産師さんが、そろそろちゃんとヒッヒッフーにして、最後のフーを長くしっかり息を吐ききるようにと教えてくれる。 声を出さない、目をつぶらない、も注意事項。 ダンナも助産師さんのリードを真似して掛け声をかけたり背中をさすったり。 でもマッサージのポジションが違うので、ダンナの手を鷲掴みにしてお尻のほうにもっていき、「ココ!肛門の辺りを手の腹でググッと力いっぱい押すのわかった」と指導。 手負いの虎といえど、まだ「このへたくそ」と怒鳴らないだけの理性は保っていられたのでした 世の旦那様、マッサージするポイントは肛門押しですぞ。 ヒッヒッフーのフーに合わせて肛門の辺りをグーッと。 ダンナは一生懸命助産師さんの真似をしながらマッサージと掛け声に邁進。何度も私にマッサージポイントを修正されながら、少しずつ上達している感じでした。 痛みが襲ってくるたびに、ダンナの腕にしがみついて痛みに耐えるのだけど、そのたびにダンナが「イテテテテ」と騒ぐ・・・けど無視。私がかなりの力でダンナの腕を圧迫しているということらしいけれど、私の方が絶対痛いもん。 助産師さんが「旦那さんもあなたも、上手ね~。2人で練習してたの?」と・・・。 自慢じゃないが、一度たりとも練習などはしておりません・・・。 午前5時過ぎ 助産師さんが様子を見にきて、私のしかめっ面を見て声をかけてくれました。 「まあ・・・そんなつらそうな顔しないで。もっと幸せそうな顔をしなくちゃ。だって素晴らしいことを体験しているのよ?赤ちゃんを産んであげられるのはあなただけ。大丈夫、絶対にできるから。だって女性はみんなこうして赤ちゃんを産んでいるんだからね。あなたは本当に今、幸せな体験をしていると思わなくちゃ、ね。大丈夫よ!」 などということを・・・。 私もこの意見には賛成派。 どうせ痛いのは変わらないし、誰もが産んできているんだから死ぬわけじゃない。 そしてこの痛み、今更途中でやめられるわけじゃない。 産むまで終わらない。間違いない。 だったら楽しんだ方がお得じゃないか~。そう思っていました。 「そ・・・ですね・・・アハハ・・・でも赤ちゃんのパワーってものすごいですね・・・結構これは・・・すっごいなあって・・・ハハ・・・」なんて答えて。 「そうよ!赤ちゃんのパワーはすごいのよ~。でもね、お母さんの方にもすごいパワーがあるのよ!だから赤ちゃんは頑張って生まれてこれるの。あなたにもそのパワーは絶対に備わっているんだから、大丈夫よ~。」とはげましていただきました。 ちなみにこの時点で陣痛1~2間隔。 痛みはどんどん強くなってきて、「クッ」だったのが「ククククッ」、「ウッ」が「グウウウッ」感じに。 どんどん赤ちゃんが生まれようとしている、という力強い頼もしい痛みになってきていました。 「えらいぞ私、耐えてるぞ。偉いぞ、娘よ。強い子だ。女といえど、力強く生きなければ。このくらいのことでメゲてたまるかねえ」などと、お腹の我が子と自分に声をかけながら、痛みに耐える・・・。 午前7時前。 いよいよ激しい痛みに、「これ、いったいいつまで続くんだ」とさすがに知りたくなってきて、初ナースコールをダンナに頼む。 助産師さんの診察で、子宮口はまだもう少し、だけど大きい陣痛が頻繁にきているし、この調子ならそろそろ開くでしょう、と。数回の強い陣痛で破水すると思う、と言われ、お産パッドを巨大なものに変えたりしてくれました。 午前7時過ぎ。 陣痛室のドアの隙間から夜勤の医師の姿が見える。助産師さんが状況を説明している模様。 医師が投入されるのは、分娩も最後の最後、のはず。ということは、もうすぐ・・・?とか考えながら、見ていました。 が、その医師・・・すごく感じ悪い 助産師さんの説明を聞きながらモニターを見て、頭をボリボリかきながらドアの中の私を横目で見ている。 いかにも「なんだよ・・・仮眠してたのに、めんどくせ~なあ~、チッ」って感じで。 何、あの医者・・・あんな医者がこの産院にいたのか・・・っていうか、私あの人に取り上げられるのイヤだ 私は妊娠初期中期の状況から、ずっと検診も院長に担当してもらっていたし、その産院の副院長(院長の弟)はダンナの仕事がらみで知り合いの知り合いだったので、この間挨拶してて・・・できれば院長か副院長が良いと思っていたものの、無理でも他の先生も良い人ばっかりだし、と思っていたんです。 なのに・・・あんな態度の悪い医者がいたとは・・・そしてそいつに当たってしまうなんて。 いやああああ~ VOL.4につづく・・・ 春を感じる今日この頃。 初節句に桃のお花を飾ろうかな?

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