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2004年07月07日
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テーマ:生き方上手(673)
愛と死をみつめろ!シリーズ(5)

★GL400★。さん
>当時10歳の自分には大学紛争の記憶はありません。
>フランシーヌの場合はそういう背景の歌だったのですね。69年はアメリカ人にもベトコンを
描いた数々の映画などがありますね。
>なぜ当時それほどに大学生は熱くなったのでしょうか?勉強不足ですみません。



勉強不足ということはありません。

あの時代をきちんと総括した人たちが、あまりにも少なすぎる。
93年ぐらいから何度かパソコン通信などで話題に切り出しても
黙殺されるばかりでした。ヤフーでも2ちゃんねるでも駄目です。
あの養老孟司氏の「バカの壁」を読んで、つくづく体験に伴う種
の了解に対しては、論はいかに虚しいのかということを改めて痛感を
しましたね。

ヤフーでスレッドが伸びているものなどでも、地方の老人が実に
いかがわしい珍説を述べているところにサブカルチャーの変種と
してこの時代に「60年代オタク」になりはてている青年たちが旋回
しているのを何度もみかけたものです。時代の体験が風化するだけ
ではなく、熱変成をおこして大理石になってゆくのを呆然と眺めて
いるのがわたしなどの心象風景です。

もし、この日記を20代や30代の方が読んでいてくださるので
あれば一点にだけ。ご銘記いただきたいのですが、いまの都市風景に
馴染んだあのビデオショップの棚割り(セグメント)は異様だと思います。
昨日も紀伊国屋書店のDVDコーナーやソフマップの映像メデアの売場を
眺めてきました。またビデオレンタルの蔦屋の店内もよく眺めていますが、
どう考えても尋常ならざる映像文化の席捲だとしか思えないです。


これは私の推量では、70年代後半頃からあのVHSの圧勝でソニー
のβ方式が敗北したという時代。ビデオデッキが20万円を切り始め
た市場が拡大しつつあったあの時期。日本国内の映像ソフトの地域配給権が
切り売りされた気配があるのです。これは一種の利権なのですが、この利権
を一番先に察知して地域独占でおいしいめをした人たちが沢山おります。
おもに洋画配給会社に出入りされていた人達です。配給権の地区独占で
切り分けたんですね。あそこは外務省OBがゴロゴロいる組織でしょう。
お手軽にビデオソフトの独占的排他的配給権を設定して、いわばインサイダー
取引のように手に入れて暴利をしめた方々がいる。その中に少なからず
親米ポチが大勢いたのですね。(笑)



小林よしのりの造語(罵倒語?)がどれほど正しい描写なのかは分かり
ません。ただ、時代の気分としては「親米ポチ」に該当する実態や活動は
実に多数存在するという気がしてならないですね。それは党派とか組織と
いうものではなく、しばしば実利や現在の企業利益にすがたを変えて
日本人の生活と意見を急速に曲げてつくりかえていると私は感じます。

具体的には、あの国内150万部もの規模を擁していた地滑り的なまで
のベストセラーだった「愛と死をみつめて」をわずか40年で跡形も
なくかき消した。その根拠のひとつではないだろうかとも思います。

日本の名作映画がまともに流通していない日本のビデオショップ。
一体なんなんでしょう。需要がないから?いや、そんな事はないと思う。
需要を喚起するまえに怒涛のようにハリウッド制作の火薬と暴力礼賛の
映像ソフトを大量に垂れ流しをしているという背景があるのだという風
に思わずにいられません。80年代に親米派頭目の大勲位中曽根康弘が
対米貿易黒字を減らすべく米国産品を購入しましょう、などとくだらない
指揮指導を乱発しましたね。その名残がいまなおこのDVDソフトの
品揃えの風景に既定の路線のようにマウントされていると思います。

その一方で、あのビデオショップに溢れかえるエロビデオとロリコン
サブカルチャー映像の繚乱ぶりはすざまじいですね。国産映像ソフトは
サブカルチャーの奔流にかき消されていることは間違いないでしょう。
アメリカがこれを狙っていたのは50年代から予想はされていました。
しかし、70年代80年代を通過してメデアでの新しい革新が彼らの
文化政策をほんとうに無造作に引き入れてしまう素地となったのですね。
ビニ本と裏ビデオがVHSデッキの国内普及の牽引力となり、その開拓
した国内流通にハリウッド映画が怒涛のように雪崩れこんでくるという
構図は、じつはあのマッカーサーの占領政策の設計図どうりだと思います。
いま将に完成局面でありましょう。

キャッシュフローのためならば、日本人であることの根拠も叩き売る。
だから、いまどき「愛と死をみつめて」など書店はおろか古本屋の店先
にもみかけなくなってしまったのですね。







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最終更新日  2004年07月10日 18時42分09秒
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