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2005年02月04日
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かつて、養老孟司氏は興味深いことを述べています。

「高島平の団地などに死体を取りにゆけば分かるの
だけれど、エレベーターに御棺が入らない。あれを
建てたときには、なかで人が死ぬことを考えていな
いはずだ、だからあれは普通の建物ではない。新宿
の高層ビルも同じで、そこで子供を産む気になると
いったら、そんな気になるはずないから、あれも
普通の建物じゃない」

この国が、「早くから医療に興味を持つし、具体的で
真剣である」人達で形成されている現実と実はけして
無関係ではない、と私などは思っています。

人間に生き死にがあるように、社会にも歴史性という
ものがあります。歴史性とは、つまるところ他者の
---それも途方もない規模での他者の抱え込みであり
ます。

現在から未来にむけて、ある一定の理想にそって
予測可能なものに整然とかたちづくられることを
是とする思想や信条とか、はたまた事物を自分の
コントロール可能な範囲に留めようとする事とは
疎遠なもの。それが歴史性についての了解につい
ての大切なスタンスです。

(クリックでジャンプします)


あちこちで連日ヨタっているシャルドネであるが、今日も
つい みらい0614さんの日記に立ち寄りして例によって
ヨタっていた。パソコン通信から、10年以上もたって
慣れっこの事ながら次々と色々なテーマに遭遇するものだ。

誰にとっても興味のないことを、いつまでもクドクドと
ヨタっていられる理由はやはり自分の中で永年考え続けて
来た、その夥しい規模の「蕩尽」と無縁ではない、と思う。

たぶん、有名書店の思想書コーナーには自分などよりも
遥かに深遠で透徹した思弁が開陳されていることかと思う。
しかし、自分の人生において自分の思いを自分の言葉で
考えつづけることは、他人(ひと)さまのどのような高邁な
思想のドキュメントを読むことよりも自分にとって貴重な
体験だという気がする。

もっとも、こんな極私的なシャルドネの日記におつきあいを
いただいている皆さんにはまことにもって気の毒な限りで
ある。

「歴史」という言葉に、特別こだわりがある。

学生時代自分の周囲に、なぜか歴史学を専攻している友人が
多かった。遊び仲間の中に歴史をやっているのが多かった。
その理由は、たぶん彼らの中に就職に際して教職員になり
歴史の担任をしたいという動機の連中が多かったからだと思う。

いつも彼らを観察していて、内心どうしても理解し難いもの
を感じていた。教壇に立ち歴史を生徒に教える、などという
不遜な考えを友人たちが生涯の職業選択に選ぶという気持ち
がどだい自分などと隔絶したものだった。



大阪は、商人の街である。

自分のように、いつも腕組みをしてウンウンうなりながら
愚にもつかないことを四六時中考えている子供は嫌われた。
モノの役に立たないからである。モノとカネを交換してこそ
「なんぼのもん」だという世の中で、こういう子供はカネに
ならない。当然長じてもモノにならない、というわけなので
ある。(笑)

いきおい両親からも疎ましがられたが街の住民からも相当
奇異な眼でみられたような気がする。いや、そもそも目立ち
もしなかったので、黙殺されていたような記憶もある。


人間に生き死にがあるように、社会にも歴史性という
ものがあります。歴史性とは、つまるところ他者の
---それも途方もない規模での他者の抱え込みであり
ます。



自分は、二歳で三人の医師から死亡宣告を受けた。五歳で生家
を焼失した。これはなんども述べている。そういう境遇で生きて
いると、つまり「他者の抱え込み」を全身全霊でやってみたく
なるのかもしれない。間違っても職業にして、教壇から生徒に
向けて教えようなどという傲慢な考えにはなりはしない。

自分は、たぶん二歳にしてこの三千世界のありとあらゆる他者
の声に励まされて辛くも命を拾ったのだろう。自分では、どう
にかしてその「声」を自分の言葉に置き換えてみたいという憑かれ
た考えに常に突き動かされてしまっている。そんな気がする。





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最終更新日  2005年02月27日 08時28分33秒
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