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2005年04月19日
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 昨日も、北京の中国人で日本での生活体験のある人と英語、日本語 をまじえて話をしてみた。日本を現場で体験している彼は、やはり いまの反日暴動を憂慮しているのだけれども、彼の感覚は日本の 報道が連日反日暴動を取り上げているのは困惑だ、という意見だ。 それほど派手に暴動が取り上げられて日中で交歓してゆこうという 積み上げがなされているものが一気に崩れてゆくのは本当に困惑する というのだ。中国にいる親日派は、どうかたちにして良いのかを考え あぐねているという事なのだろう。 彼は、日本食には上手く適応できて納豆も、味噌汁も、刺身も寿司も なんでも食べて満喫していたという。いまは中国でネットコンテンツを 安い労働力で提供できるので、日本の事業者の下請けで成長したいと 思ってきたらしい。日本で1000万円以上もする制作費を自分が実行すれば 150万円で実行できる、というわけだ。 彼からすれば、自分の周辺の能力的な可能性と競争力がかならず日本の マーケットで受け入れられると考えているのだろう。この時期の反日暴動 は、彼にとっても少々逆風としてはたらいているようだ。 それと、日本を離れているために少々ビジネスモデルが古い。 いや、彼のビジネスプランでも需要はまだまだあるかもしれない。しかし ビジネスパートナーを探すには、それほど簡単でもないだろう。日本人は これまで中国人のビジネスパートナーには騙され過ぎた。彼は、まだ単純に 日本に安い中国製品を送り込めば売れると考えている。わたしは、自分は 確かに豊かでもないし、どちらか言えば貧乏な日本人だけれども物質面で はそれほど、不自由はない。それでも必要なものや欲しいものは購入する けれど、安い中国製品だから今の日本人ならば購入するという事は今後それ ほど期待しない方が良いのではないか、とアドバイスをした。 ユニクロだって、安売り店というイメージから脱皮しようとしている。 カシミアのマフラーを10000円で「お値打ち品」として売ろうとしたり、 規模拡大でダイエーが失敗した話などを伝えたが、安いものが日本人の購買 意欲を刺激しなくなりつつある、という点は彼の想像外だったらしい。 親日派で、新宿暮らしをした経験のある男性でもしばらく北京に戻っている とビジネス感覚が次第に鈍ってくるのだろう。まして、パートナーとして 相互信頼をかたちにするのは、スカイプを用いても結構手間ヒマがかかるの は避けられないだろう。 スカイプ仲間の輪が広がっています。 シャルドネ☆のＩＤを登録してみて ください。愉しく御話してみましょう。 スカイプID：chardonnay99_jp お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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