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おはようございます。 寝ぼけ眼にはきつい1発です、、、 小泉を支持した人たちの多くは 何を根拠に投票したのでしょうか。 私は寒いダジャレしかいえない人間ですが 今回はジャーナリストになりたいとかなり本気で思いました。 私のさぶいダジャレなんぞ暖かく感じる寒さです。 でも小泉党の支持を集めて増やすことによって 誰にどういう利益が? やっぱ、、、金ですかね?、、、ブルブルッ マリィ ジョー ♪さん 楽天日記の一般的な傾向かな。 本当のことを書くと、アクセスは減ります。 この日記に、日々読者数が減ってゆくのはこの日記のメッセージに真実が 多く含有されていることの証左だと、わたしなどは信じていますよ。 ところで、森田実氏の講演会でも、聴衆が減ったと嘆息されていますね。 氏もご年齢から、本当のことしか述べられない体質になっておられるのかも しれません。 実は、森田実氏のご実家は大工さんで、若いときには大工仕事に励みながら 東大工学部に通っていたという苦労人なんです。ものづくりを志、みずから 実践してきたほどの人というものはけして嘘だけにまみれて生涯を過ごす ことが出来ないものなのです。これは体験的にわたしの知るところです。 あなたも、料理を通じて生産者ですよね。 ものづくりは、人の心を浄化する力があるとわたしは確信しています。 総選挙の2日後の9月13日に、ある経営者の集まりで講演した。会場には 空席が目立った。「祭りの後」の感じとともに、いまさら批判者(私のこと) の話を聞いても意味がない、という空気が感じられた。冷ややかだった。 しかし、小泉政治批判を展開してきた私の意思は変わらない。悪と偽善と 戦いつづけなければならない。この立場は今後も変わることはない。 むしろこれからが本当の戦いだと考えている。 今回の総選挙が、昭和17(1942)年4月30日に東条英機内閣が行った総選挙 (いわゆる翼賛選挙)に酷似していると私は指摘してきた。当時は戦時中 であり、報道機関、産業界、学界、宗教団体など諸々の社会組織などすべて の組織が、東条内閣に従う大政翼賛会のもとに統合されていた。選挙におい ては翼賛会が推薦する候補者が保護され、非推薦で立候補した者は迫害を 受けた。結果は東条内閣側の圧勝に終わった。翼賛会推薦者の当選率は 80%を上回った。 今回の9.11総選挙において、全報道機関が小泉首相を支持した。日本経団連 はじめほとんどすべての経済団体、業界団体が小泉首相を支持した。投票日 の直前には、事実上の大政翼賛体制ともいうべき小泉翼賛体制が形成された。 小泉政権側の候補者(翼賛候補)は、すでに権力のサーバントと化した マスコミの全面支持を受けた。 平成版大政翼賛選挙 /2005年森田実政治日誌[339] 著名な政治評論家の森田実先生を、さしおいてヒラの市民の自分が言うのは おこがましいと重々承知しているのでありますが、森田実氏の思いは痛切に 分かります。 自分は、政治学など疎遠な筈の学部生時代に、本来ならば他学部の講義でしか なかったのですが、以前にも原敬に関わってふれた山本四郎先生の政治学の 講義には皆勤出席した事があります。先生は、もぐりの生徒である自分らを 叱りもせず、平然と講義を続けた。結局単位取得の正規学生よりも、自分らの グループが見事に全講義皆勤で出席しました。理由は、明快です。 先生の政治学の講義が、素晴らしく明晰であり、かつリアルな政治の機微を 伝えていたことがあるのです。第一、面白かった。 山本四郎先生の講義で、思い起こすことがあります。 ロイドジョージの「クーポン選挙」というもの。面白いことに、10月号の文藝春秋で 京大教授の中西輝政氏が山本四郎先生の30年も前の政治学の講義と同じ趣旨の 指摘を行っているのでした。 宜しければ、お近くのコンビニ店で今月号の文藝春秋を立ち読みしていただきたい。 「総選挙に勝つためにロイド=ジョージがとった戦略は二つ。選挙を最高の見せ物 としてショウアップする事、もう一つはドイツ懲罰路線を打ち出して外の敵と対決 する姿勢を強調することだった」 「アスキス前首相のような伝統的政治エリートもクーポン選挙のような派手な対決型 選挙の相手にされると実際以上に無能に見えるものだ。この手のクーポン選挙は仕掛 けた方が必ず勝つ。なぜなら、クーポンを貰えなかった政治家は最初から負け犬の イメージが固定化されてしまうからだ。しかし、選挙後の党内に噴出する怨念は 凄まじいものとなるから、その後党は必ず「死に至る運命」を辿ることになる。」 「選挙を徹底して「見せ物」として演出するとどうなるか。必然的に仕掛けた側が 有利になる。全てを個人的対立の構図に還元して踏み絵を踏ませ、それで対立構造 が明確になり、極度に話題性を高めて置いて、政治的関心の低い層までも、格闘技を 見に行く気分で投票するためだ。」 「クーポン選挙から4年後の1922年、ロイド=ジョージ首相自身が自らがクーポン を与えた陣笠代議士達の大反乱によって、あっけなく政権から追い出されたのだ。 小泉首相も、自らがスカウトしてきた刺客達に逆に刺される日が来るかも知れない。 それがコロセウム政治の本質とも言えるからだ」 「現在ではクーポン選挙は安易なポピュリズムに迎合して英国政治にカオスをもたら した英国政治の汚点と総括されている。いずれにせよ、ロイド=ジョージが自由党の 送葬の棺に最初の釘を打ち込んだことは確かである。そして、今小泉首相が自民党の 弔鐘を鳴らし始めているのかも知れない」 「この4年間で道路族だの抵抗勢力だの、次々と小出しに敵と対決してみせる小泉劇場 に慣れた国民は、今後もはや普通の政治には興味を示さない。しかも、今回刺客が跋扈 する小泉クーポン選挙で血の味まで覚え、ひたすらもっと強い刺激を求めるようになる だろう。小泉という調教師がライオンとしての国民に差し出した生け贄にまんまと食らい ついてしまったとも言える。この酩酊状態から醒めるには時間がかかるだろう。国民一人 一人が無益な格闘技にもう飽き飽きだと思うまで、夥しい血が流され死体が山積みに なるだろう」 「ロイド=ジョージ首相が自由党をクーポン選挙でぶっこわしたあと、イギリス政治が カオスから立ち直るためにどれほどの痛みにさいなまれたことか。1929年の大恐慌 では先進国でありながら餓死者を出す未曾有の事態となり、ヒトラーの台頭にも有効に 対処できないまま第二次大戦を引き寄せることになった」中西輝政/文藝春秋10月号 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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