カテゴリ:お山に雨が降りまして
いま夢中になって読んでいるものがある。あのスターリンが海外取材に対応して 問いに答えているのである。よりによってインタビューを試みているのは、あの著名な SF作家のH・G・ウエルズである。こんな読み物があるなんて、、、 最初は、眼が点になるような思いが湧いた。 『宇宙戦争』 『透明人間』 『モロー博士の島』 『タイム・マシン』 『透明人間』 『神々の糧』 あの古典的なまでのSFの創設者。ものごころつく以前から、ウエルズの影響は 怒涛のごとく被ってきた。透明人間という着想は、江戸川乱歩の少年探偵にも 姿をあらわすおなじみのもの。以後のSFは、どことなくウエルズの亜流という 道を選ばざるをえないという恨みすらある。 そのSFの大家が、恐れもせずにソビエトロシアの赤い専制君主に果敢に切り込み している。これは、面白い。そんなインタビューが、収録されているとは夢にも 思わなかった。その名も、ずばり。文藝春秋刊「インタヴューズ」が、それだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月26日 00時32分27秒
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