カテゴリ:お山に雨が降りまして
毎週、琵琶湖を一周している。
湖北の日本語教室かよいである。 まあ、精神のリファビリのようなものなので収支では判断していない。 日本語を教える、という困難さを身をもって味わうと、その価値が 際立ってよく分かる。なんと普通に日本語を使えていることが有難い ことであるのか、である。つまるところ、私が使える日本語とは、 「私自身」なのだと思う。 ところが、珍しく日本語教室のロビーに英語が聴こえた。 この冬から、毎週通っていても英語を耳にしたのはまったく皆無に 近かった。おもに、ポルトガル語、スペイン語、中国語、ロシア語と まあ、とんでもない地域だと思っている。そこに珍しく英語を聞くと なんだか、ホッとするのだから不思議だ。 だが、ロビーに出てあきれた。 中年のアメリカ人、聞けばオーストラリア人らしい男女が加わって、 ロビーでテーブルに足をあげてだらしがない。 どうも引率でついてきた教職員だというので、もう一度呆れた。 いったい何事が、起きたのかと聞けばどうやら地元の高校野球チーム あたりが、友好親善野球大会でアメリカやらから試合相手を招いた ものらしい。東部のミズーリー州からのゲストだという。それに、一部 オーストラリア人が混じっているとか。 まあ、アメリカ人というのはどこでみかけてもこんな風だ。 気さくに受け答えして陽気なのは、良いことだ。 肝心の野球は、強いのかと聞くと「日本の野球チームには、てんで 勝ち目がない」とあっさり認めていた。日本では、ゆっくり英語で 話すクセがついているのか、聞き取り易い。国際化というのか、 庶民レベルでも、どんどん地方都市側からも如実に進んでいるのを まのあたりにした感がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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