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2006年09月27日
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 新華社電によると、中国雲南省牟定県が、県内の犬の98・8%に当たる
5万4429匹を殺す一斉処分に乗り出している。県は流行の恐れがある
狂犬病対策を理由にしているが、容赦ない手段に内外で批判が高まりそうだ。
 牟定県では今年、357人が犬にかまれた。このうち9割以上が7月に入っ
てからの被害で、狂犬病で死亡した住民も3人に上った。
 7月31日付の中国各紙によれば、県当局はこうした事態を重視し、公安
局長を隊長に「犬退治隊」を結成。7月25日から警察犬と軍用犬を除く犬
の集中的な処分を行った。
 街頭で犬退治隊にペット犬が見つかった飼い主は「家族の一員で、狂犬病
にはならない」と訴えたが、犬は棍棒(こんぼう)で殴り殺されたり、薬で
安楽死させられたりした。


飼い主には1匹5元(約72円)の補償金が支払われただけだった。
 雲南省では4月にも、羅平県当局が毎日、野良犬を殺し続け、「狂犬病防止」
を主張する県側と「残酷だ」と抗議する住民の間で論争になっていた。
(北京=時事)



こちらでは、少女ひとり殺されても大事件である。さりとて、犬にせよ
一時に5万4千匹殺すというのは狂気の沙汰のような気がする。

この産経のWEB記事がなんらかの事実を踏まえているのならば、
インターネットがもたらす狂気(もしくは「狂気のシステム」)が、事を
増幅させ奔流となることの危惧を平時のいまから考えておいた方がいいと
いう気分が湧く。


少女を狼藉した被告に判決がおりた日。感じるのは、刑法というシステムだ。
同時に、いかな中国であれ6万匹にもおよぶ犬を撲殺することができるのも
行政的なレベルのシステムが介在せずには進まない。



われわれは、日頃通販会社などから「システム上の都合により」などと平気
で突き放されて悔しい思いをすることがある。悔しい思いだけで済めば良い
のだけれども、現実にはシステムが法体系であれ、行政であれ侮り難い脅威
であることは、そろそろ肌身で感じられ始めて来たという気がする。


この次に来るのは、少女を意図的に狼藉する確信犯と同じ病理が、システム
に阻まれて社会の抑止から逃れ、なんらかのシステムを利用して増幅された
反社会的な攻撃をしかけてくる場合だ。病理の連鎖というものを社会のリスク
として考えるのならば、そこまで徹底する必要はある。

ここまでの私の話が、抽象的だと感じている方は相当重症なシステム依存者
だと思う。わたしは間違っても抽象的な話題を取り上げてはいないし、また
わたし自身が抽象的な議論の中で完結するというような人間ではないからだ。


たとえば、すでに述べたように父母の考え方を理解し、その間合いを折り合い
つけるために少なくとも滋賀、京都、大阪の隔地間で生起する状況に対して
自身でわれとわが身を投じて論じている。つまり、徹底的に具体にこだわって
いるアナログ人間なのである。私ほど徹底した具体を追い求める姿勢は、マレ
ではないかとすら思っている。ところが、このアナログ人間を、抽象的だと
いう風にみえてしまう人たちは必ずいる。


それは、システムに包囲されて生きることを忌避できないほど具体的に活動
している都市生活者である。




都市部では、成人はシステムに包囲されて生きている。システムとは、畢竟
人間の意識ではないか。意識は、しかり自働化の権化だ。およそシステムと
呼ばれているほどのものは、人間の意識によって徹頭徹尾「設計」されて
存在する。その設計が不備であれば、システムの及ぼす社会に対する脅威は
半端ではない。わたしはこの日記で4年近く、その一点だけにこだわって
繰り返し描写してきたつもりだ。


ご存知のように、わたしは大変子供好きで人間といわず犬猫でも子供は
大好きである。実は、生き物というものは、とりわけ子供時代。その存在は
システムと相容れぬ対極的な魂なのである。私は、成人が本当に守るべき
ものについて指し示しているつもりだ。











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最終更新日  2006年09月27日 23時23分18秒
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