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2006年10月02日
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天然自然流の与太まき「うじ虫」の多弁という境地で行こう。

もう随分以前のことになる、とはいえせいぜい90年代後半だ。関西でも有名な共産党
系の弁護士。なぜか研究開発型ベンチャー事業者が駆け込み寺のように相談に行く。
実に情けない風景があった。茶呑み話で、ふと弁護士が「小沢一郎は、人格破綻者」
だというのだ。これが少し気になった。共産党支持者からすれば、小沢一郎は、
ただの人格破綻者なのだろう。いや、市民主義者の大多数。いまだに社民党に期待
をしている無邪気な進歩派気取りは、みな小沢一郎が嫌いだと推量する。


それは、政治オンチというものだろう。



国内政治ではない。確かに、お世辞にも小沢一郎がこれまでやって来た事は支離滅裂
に見える。これは、人一倍支離滅裂をやらかした自身のささいな経験に置き換えても
多少の覚えがある。

えてして本質的な問題と四つに組んでいると、個別の状況ではただの「こわし屋」に
みえたり、合理的な動機で動いていないようにみえるものなのだ。では、それらの外野に
状況がみえるように詳細に説明をしてゆけるのか、といえばまず政治の世界では不可能
だろう。自分が見聞したきわめて小規模で零細なニッチ志向の業界内部でも、熾烈な応酬
が日常なのに国政にかかわっている政権内部の権力闘争が、床屋政談レベルで読み解きが
できるのならば苦労はしない。個人的には好きなキャラクターとも言いがたいが、いまの
ヒラの日本人に、小沢一郎を越えるカードがあるのか。あるのならば示して欲しい。
民主党も嫌いならば、小沢一郎だってけして好みではない。いま好みがどうのこうの
といっている人たちは、多分十年後襲ってくる日本の金融資産のカタストロフィまで
愉快に夢見ておればいい。


小沢一郎を評価するのであれば、小沢一郎の「状況」を相当精緻に描写できなければ
ならない。そこに多少の推量や類推も含めてどれだけ現実の政治の動静を読めるのか
といえば、それは市井の我々にはほとんど不可能に近い。しかし、明治、大正、昭和
の尨大な近現代史資料を援用すれば、現在の政治首班もそれほど大きな独自色が出せ
はしないことが、すぐに理解できるはずだ。自分は、だてに岸信介に、アイゼンハウワー
をかぶせたのではない。岸は、アメリカ政府共和党人脈の代理人として日本の保守政界
に独特の補助線を引いた。ここのところ、実態で知る人ぞ知る事実レベルだろう。


自分は、安倍晋三も小泉純一郎もなにも「痒い」か「痺れる」か「依りかかれる」のか
については、さっぱり分からない。実をいえば、関心すらない。向こうからすれば
チーズにつこうが、野壷につこうが「うじ虫」は、所詮うじ虫で視野にもはいらない
ことだろう。それゆえに、よく見える補助線もあるものだ、とぐらいに言っておく。


岸信介、中曽根康弘、そして中曽根をして政治的テロだとまでいわしめた血まみれの
後継襲名した小泉純一郎らには一貫してアメリカの共和党代理人という余人に委ね
難い「補助線」がある。その物理が、ついに安倍晋三のマグネットになったという事
なのだろう。アイクに岸、ロンにヤスだというわけだが、共和党風のひそかな耳打ちは
派閥の論理を越えている。2001年、こともあろうに中曽根は自派の亀井靜香を自身で
総裁候補に立てておきながら、最後の最後には靜に(笑)亀井を引きずりおろし小泉
支持に動いた。亀井派は、親分を支えきれず小泉支持に動く。同じようなものを昔、
見た覚えがある。椎名裁定。あれもそうだろう。当時、三木武夫が自民党総裁になる
など、夢にも思わなかった。当時椎名裁定を絶賛した極左のおやじがいたが、なんと
いうナイーブな。だから、新左翼は信じられないというのだ。椎名の後には、当然
アメリカの意向があったに決まっている。椎名は、岸のヒキで政界入りした人物。
当選2回で、岸内閣の官房長官だった。指名された三木が「晴天の霹靂」というほど
奇異な総理総裁の誕生劇だった。74年は、一人前では通らない若葉マークのサラリー
マン時代。とんでもないことが起きたかのように印象したが、さほどでもなかったの
は御承知のとうり。



「日米の協調は、それぞれが負の遺産の清算にきちんと取り組むことに尽きる」
中日・東京・北陸中日
「首脳会談の声明が民間企業の債務や銀行の不良債権について言及するのは、極めて
異例である、それは、この問題が日本だけでなく世界経済の波乱を引き起こす可能性
があり、ひいては世界の成長を阻害すると判断したためだ。これに対して森首相は
『半年くらいで結論を出したい』と答え、早期に問題解決への道筋を示すことを約束
した。これで不良債権問題への取り組みは国際公約になった」、
福島民友
「ブッシュ大統領は今回の首脳会談で『日本のために何かをする』という約束を、
具体的には何一つしていない。一方、森首相は不良債権処理や規制緩和、外国からの
直接投資促進など、たくさんの約束をした。何だかまるでワシントンまで『ご用聞き』
にでも出かけたような印象ではないか」。




森が鮫の脳みそだか、なんだかは知らないが森はここで途轍もない譲歩を実行した。
たかだか橋本派からの追求を逃れるためだけにブッシュにすがりついたら、渡りに舟
と、とんでもない国際公約を実行させられた。これを実務的にシャカシャカやらかし
たのが、他ならぬ小泉行財政改革とやらの正体だろう。すでに御承知のとうり、毎年
30兆円規模ものアメリカ国債を貢がされた(建前は購入だが、あるとき払いの催促なし
アメリカに毎年くれてやるようなものだろう。)鮫の脳みその苦しまぎれが起源だと
言われている。


安倍晋三の長期政権となれば、これを2015年あたりに日本一国ポコペンになるまで
履行させられるとみてまず間違いないだろう。この予測はずれる確率が高ければ幸いだ。
巨額の郵便貯金も、アメリカにくれてやるぐらいならビルの屋上からばら撒けよ。
経済学者もエコノミストもいらないわ。


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最終更新日  2006年10月02日 21時56分23秒
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