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2006年12月05日
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仮面ライダーの死神博士が、東大法学部中退の無政府主義者だというのは
知らなかった。いまでこそ、無政府主義などというと、正体が分からない爆弾マニア
のように思われているが、戦前は共産主義政党と並び立つほどの世界的な政治
党派だった時代もある。日本の全共闘運動といわれるものも、実は無政府主義
系労働運動(アナルコサンジカリズム)の亜流だという風にわたしは捉えた。世間で
いわれている共産主義運動だとすれば、雪崩をうって企業社会に紛れ込み平然
としているあの感覚は理解しにくい。

さて、杉山巡先生のブログでスペイン叛乱の話題がでていた。

あまり、興味を抱かれないのかもしれないが、あの時代スペイン叛乱は世界的な
関心時で、60年代のベトナム戦争よりももっと世界的にインテリがこぞって支援
に向った。日本からさえ内戦に参加して戦死している若者がいたのである。
当時政権側が左派的であるが、スペイン共産党がスターリンの尖兵となり左翼反対派
と国際的にはいわれている政権の攻撃をするわ、フランコというファシズム政権を
目指して叛乱軍が立つやその後押しにヒトラーやらローマカトリック教会がつくわ、
すでにピカソで有名になったゲルニカの虐殺まで引き起こされる。

日本でも、スペイン動乱には血が騒ぐというインテリが相当多かったのだろう。
五木寛之が「わが心のスペイン」という評伝を書いていた。

天本英世は、スペインについての憧れを抱いていたと生前語っている。スペインの
土になりたいとまで思ったらしい。


岡本喜八映画作品「日本の一番長い日」での、天本英世のファナチックな国粋主義
者の演技は鬼気迫るものがあった。鮮烈な思い出だ。よほど昭和天皇を嫌っていた
のだろう。





――以前、「笑っていいとも」に出演されたとき、「健康の秘訣は」とたずねられて
「スペイン人になること」と話されていました。スペインの何に魅せられているんですか?

 
10年くらい前から「こんなボケた国に調子をあわせていたらボケた日本人みたい
になってしまうぞ」と思った。
スペイン人と日本人の違いはなんだと思う? それは
スペイン人は明日も生きているとは思っていないところだよ。



――スペインという国は苦しみを味わう中で生を楽しむ国なんですね


 そう。
比べて、日本人は自分はなぜ生きるのかという問いかけをしない。
それは哲学がないからだ。個性はないのに、自己の存在は認めている。けれど
他人の存在を認めていない。だから最近では簡単に人を殺す。スペイン人は
個性が強いが、同時に人も認めていて非常に寛容だ。日本人にはそうした
寛容さもなければ、人間に対して無関心だ。電車に乗っている人を見てご覧
なさい。異様ですよ。半分は居眠りしている。スペインのフラメンコの名だたる
連中が日本に来たとき、「日本人はなぜ居眠りするのか」と不思議がっていた。
平和ボケしているんだな。それに比べれば、戦争中の日本人は生き生きして
いましたね。今日しかないと必死で生きていた。












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最終更新日  2006年12月06日 09時46分51秒
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