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2007年01月08日
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昨日は、ひめようこさんからスカイプで質問を受けた。去年からの続きだ。
いくら遠方でも、スカイプがあるから内線と変わらない。
世間話をしていると、お年玉の話題になった。

そういえば、自分はお年玉というものに記憶がない。握り締めてモノを買った記憶が
ほとんどない。お年玉は、おろかモノを貰ったことも数えるほど。貰ったものも、ほとんど
親が取り上げて誰かに贈り物をしていた。一言も意見を聞かれたことがない。外から
かえって押入れをみたら、親戚の伯母さんから貰ったおもちゃが消えていたという経験
を何度もした。わずかに貰ったお年玉も、すべて母親が握っていた。妹のも同じだった
と教えてやったら、長じて妹が「そのお年玉は、どうなったの」というので指差した。
部屋の隅にある、古びた貧相なやぐらコタツである。妹は、怒り出してなんで子供に
親は、お年玉をつかわさずに家の家電製品を購入することに使ったのかというのだ。
自分は、親になりかわってお年玉を勝手につかった母親の動機を解説しなければ
ならなくなったのだが、解説に詰まった。建前は理解できても、どうも釈然としない。
親は、そのような対処をして子供がどれほど脱社会的な気分に陥るのか想像が
できない人だったのだろうと思う。学校をでて、給与生活を始めてからも無駄遣いが
あまりできないのだけれども、親にもカネを入れるということはしていない。親は、少しは
カネを家にいれろ、と言うがお金をやり取りすることが心のバリアになっている気がする。

世の中には、お金のやりとり以前に「互酬」という社会関係が基層にあると社会学は
教える。これが理解できない人が、戦後日本には圧倒的に増えてしまった。


お金のやりとりをするときも、お金のやりとりが無いときにも、人間は相互に「互酬関係」
を形成していなければならない。かつて大阪の商売人は、それがよく生理で身に染みて理解
できていたらしい。「おかげさまで」という言葉が、それだという。あれは大阪が石山本願寺
という教団の基盤に、発展し大阪城に化体し、その周辺に緒方洪庵の適塾ができ、富山商人が
薬を運んでなりわいするなどという流通の形成に、シンボリックに阿弥陀如来が核心と
して存在したという古老の意見だった。「おかげさま」は、誰がいうまでもなく弥陀如来の
おかげで、その道にはずれると「もったいない」になる。もったいないのは、節約という意味
以外に、この「互酬」の道から外れることを指していると自分は思った。


最近の親、それも団塊世代の親。つまり自分よりも5、6歳上の世代は簡単に子供に
金をくれてやる癖を身につけていると言われている。たしかに彼らの子育ては、金をやたら
ばら撒く。金をばら撒くことは、けして悪いことではないが、その金の動きに同伴するだけの
規模の、相当量の「互酬関係」を形成しているのか、というとそれがまったく感じられない。

彼らは、互酬ではなく「偏差」で報酬の体系を構築することをなんの疑いもなく受け入れて
きた連中だ。個人的には、そういわれて否定する向きがいるかもしれないが、これは事実だ。
彼らは(ひとつの塊としてあえて指摘すれば)、無意識のうちに入念に人間関係を選別
している。彼らを育てたのは、日教組世代の教員だ。日教組は、普通には左翼思想で日本
を破壊したと信じられているようだが、自分はそうではないと思っている。

日教組という組織は、日本の教壇から「互酬」の社会関係を毀すことを教唆し続けた。
親の世代の価値観、よりも偏差値の階段を上り詰めれば自立した個人になれ、親の呪縛から逃れられると(実態として)説き続けた。


あの「核家族化」の巨大な奔流のような動きが、戦後社会に押し寄せた。
その中核的な動きをなしたのが、日本の左翼系教職員の労働組合だったと自分は思う。

これに対抗するかのようにみえた保守論壇も、実は本気で日教組教育を封殺するといふし
がなかった。理由は、簡単だ。なんのことはない、まさしく日教組という組織そのものが
あの男が日本にもたらしたものだったからだ。1947年、毛沢東やスターリンが日本にこの
ような組織を形成して、世に放つことが可能だった筈がない。



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日本教職員組合は、日本全国を対象として、1947年(昭和22年)6月8日に設立された。第二次世界大戦直後に「教え子を再び戦場に送るな、青年よ再び銃を取るな」を標語として出発し、当時は、教師の倫理綱領を定めて新しい教員の姿を模索する一方、文部大臣
(現在の文部科学大臣)と団体交渉を行った。

1947年

5月3日 - 日本国憲法施行
7月1日 - 公正取引委員会設置。
7月3日 - GHQが財閥解体の一環として三井物産・三菱商事の解体を要求。
7月4日 - 旧日本海軍所属航空戦艦『伊勢』解体完了
8月4日 - 最高裁判所発足。初代長官に三淵忠彦が就任。
9月18日 - アメリカで国防総省(ペンタゴン)と中央情報局(CIA)が正式に発足
10月14日 - アメリカの『ベルX-1』が水平飛行で音速を突破
11月29日 - 国連総会でパレスチナの分割案が可決(国連決議181号)
11月30日 - 旧日本海軍所属航空母艦『葛城』解体完了







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最終更新日  2007年01月08日 18時18分45秒
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