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2007年02月19日
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原子力発電所が、製造したエネルギーの70%を大気中に排熱することで成り立つ
プラントであることは相当有名で自分のような情報に疎い人間でも、70年代から知って
いた。ところが楽天ブログのアクティブな諸兄が、これを知らないというのはこの社会が相当病んでいるという気がする。悪しき「兆候」である。

であれば、多少おさらいすることにも意味があるかもしれない。

新潟には、柏崎原発がある。これは、日本でももっとも優秀な熱効率の原発だと喧伝を
されている。ここでも6号機、7号機が、ウランの生産する熱エネルギーの3分の1が、せいぜい利用できている程度なのである。裏返せば、3分の2が、排熱として大気に流れ出る。一次的にいえば、日本海を油たんぽにしているのである。夏になれば、みな一斉にエアコンを使用する。柏崎は、新宿のたまゆら1/f氏の職場にも電力を送ってゆく。そのあいだに、まず電線で、70%もの電気が熱に化け大気環境を熱くする。届いた電力で、エアコンは大気を加熱する。これで東京が、涼しくなればお慰みである。まあ、ものはついでであるから多少驚いて貰おう。この熱量の規模は、年間16億バレルの石油を輸入している日本の、その原油の4分の1を燃やして製造した電力ぐらいの規模なのである。大気を熱くしておいて、届いた電力でさらに大気を加熱しているのだ。暑いのはあたりまえである。

しかも、クルマ社会である。

クルマも、曲者でそのエネルギー効率はガソリン車で15%。ディーゼル車で、24%なのだ。ガソリンの発生するエネルギーは、76%も85%も大気中に排熱されてわれらが国土を加熱してくれる。昨今、熱帯夜は30日ほどあるので、一年のうち一ヶ月まるまる加熱強化月間である。これで、涼しくなれば不思議である。忘れて貰っては困るが、加熱強化月間のあいだも太陽は燦燦と輻射熱を地上にふりそそいでいる。

実は、冬は冬で悲惨なのである。

夏は、それでも室内の空気を外へ吐き出す作業にエアコンが使われている。冬は、エアコンがする仕事は室温を高める作業がまず先にくる。つまり、温水シャワーも風呂も冬は多量の熱を必要とする。がんがんエネルギー消費をする。実は、夏よりも冬の方が地球温暖化が進むのである。

これを避けようとすれば、炭酸ガスを削減するよりも排熱削減をメインに据えて取り組むべきだということがすぐに分かる筈なのである。暖房を入れるよりも、セーターを着る。これが環境配慮の基本である。


2007/02/20
排熱地獄がやってくる。


2007/02/19
目覚めなければ熱で死ぬ。




2007/02/18諸君!眼を覚まされよ。


2007/02/17
琵琶湖底の悲惨


 

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最終更新日  2007年02月20日 21時37分51秒
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