カテゴリ:お山に雨が降りまして
最近、理由は分からないのだけれども地元の行政組織の末端で予想外に褒められたり、評価されたりすることが続いていて、「はて?」と首を傾げるような次第である。あれよ、あれよと思うまに、推薦を受けてどこかの企業の社長さんと面会しなければならなくなってしまった。
ご当地滋賀の大阪との比較の上でみえてくる地域性の違いを次第に理解しはじめている。 どうも、滋賀では現場に近い窓口に比較的単独決済できる人が配置されていて組織を挙げて特定のジャンルの「不良設定問題」をそちらにふるようになっているようだ。不良設定問題とは、以前とりあげたが要するに、われわれ人間は常に事態にはついてゆけず振り回される運命にある。そこで、設定からただちに明快な一義的な解答を導くことができない問題、すなわち不良設定問題を抜群の課題解決力のある特定の人物に振ってしまうらしい。これは実に合理的で、さすがわ滋賀県だと感嘆している。 どちらか言うと、意外に大阪などよりも遥かにアメリカ的スタイルという気がした。 ただ、一点惜しいと思うのは範疇のつくり方がまだまだ稚拙だという事。つまり、既知の体験を枚挙し、続いて生じる現象をその埒内に納めようと期待する傾向が強いのである。これでは独創と、先取の勝ち上がりをそぐ虞ががある。「勿体無い」と、言うべきだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[お山に雨が降りまして] カテゴリの最新記事
|
|